やっぱり、パツキンのグラマーねえちゃんはええのう・・・という話ではなくて、おすすめ本の特集が充実してたので買ってみた。

そろそろ年末なので、恒例の今年度ベスト面白本があちらこちらから発表されてくる頃だが、今回のプレイボーイはここ10年のベストを北上次郎and大森望の黄金コンビに豊崎由美を加えた豪華メンバーで決めていく。のであるが、対談の内容からして、集まって世間話をしつつ30分から一時間ぐらいで適当に決めていった感ありあり(笑)。まあ、それでもおおむね納得いく順位にはなってるんだろう、なにしろわしは最近の読書は新書ばかりでミステリーはおろか、物語自体あんまり読んでないから(この順位が)妥当なのかどうかもさっぱり分かりません、なのでとりあえず信じて面白そうなのを読むことにします。

今回は、それに加え大森望らによる『このミス』予想とか、太田光、馳星周によるベスト10、古川日出男、宮部みゆき、京極夏彦、香納諒一のインタビュー記事などもあり充実。

そして、なによりわが愛しの内藤陳大先生もおすすめ本を紹介していて、ご健在ぶりに涙、まだ生きてたんですね。思えば、内藤陳の『読まずに死ねるか』によってわしは冒険小説に目覚めたのだ、彼が熱くお勧めする本を片端から読んでいったおかげで、J・ヒギンズやG・ライアルやD・フランシスにはまり、北方謙三、志水辰夫、船戸与一、逢坂剛を知ったのである。会長、まだまだがんばってくださいね。
【小倉 紀蔵 朝日新書】

おもしろい。以下続く

テレビ標本箱

2006年11月24日 読書
【小田嶋 隆 中公新書ラクレ】

わしはあんまりテレビは見ないので(ネットとゲーセンと読書に忙しい)、テレビ番組についての辛口コラムを読んでも、ああそんなこともあったねえぐらいにしか思えないんだよな。しかも、ネタが2002年ぐらいのになるともう大昔の出来事のように感じられる。

でも、小田嶋の文章は面白いと思うし、言ってる事ももっともだとは思う。仕事(このコラム)のためにテレビを見ないといけない苦しみもかなり想像できて同情する。はやく、今の放送業界なんて廃れきってしまえばいいのにね。わしは、みんながテレビ見てくれるおかげで糊口をしのいでいる人間の一人なので、こんなこと言っちゃいけないんだろうけどさ。

幻魔大戦の思い出

2006年11月21日 読書
いやあ、なんでこんな思い出に浸ってるかといいますとね、今日は仕事休みだったので、給料日前で財布も寂しいからここはひとつ「レレレにおまかせ」でも打って小遣い稼ごうとパチ屋にいったわけです。

レレレは昨日よりも全体的に釘は開いてるんだけど、いかんせん出ない。ウルトラセブンが導入されてから、レレレでまともに出そうな台ありませんがな。店のおすすめ台がぜんぜんおすすめでないってのはいつものことなんだけど、一番ましそうな台も苦労して一箱がせいいっぱいってどういうことよ、まあ2R地獄がわるいんだけどさ。

で、疲れたのでバーチャでもして帰ろうと思ったら、新台で「CR幻魔大戦」なんてあったので、昔を思い出して打ってみたわけです。打ったら中身はエヴァもどき、でもついつい深追いしてしまい久しぶりに大負け(涙)。トータル35Kの負けは、羽モノで細かくやってるわしにとっては痛いですヨ。もう、来月の小遣い随分先食いしちまった。

というわけで「幻魔大戦」であるが(ずいぶんと前フリが長かった)、平井和正のウルフガイシリーズやゾンビハンターにはまった中学時代、これもしっかり読んでたんだよな。でも、4巻からどんどんへんな方向に行っちゃって、小説の体をなさないお話になってしまった。文章の力で読ませるんだけど、肝心のストーリーは変な新興宗教物語に成り下がり、読んでたクラスメイトも一人減り二人減り、最終巻まで読んでたのはわしだけだった。

後に判明するのだが、このころ作者の平井和正自身が新興宗教にはまってたらしく、その影響でこんな風になってしまったそうだ。当時の角川春樹との対談なんか、まさに異次元の会話っぽくて笑えたのを今でも覚えている。

というわけで、昔を懐かしんでいると痛い目に会いますよということを知った一日でありました(意味不明)。
【杉浦 由美子 中公新書ラクレ】

いや、結構面白かった。
腐女子についてもいろいろな分析があるのねと、酒井順子あたりとの違いが興味深い。わしは、どっちが正しいのか、はてまたどっちも見当違いなのか、そこらへんはまったく分らない。だって真性腐女子が周りにいないからさ、近いのはいるんだけどな。

しかし、内容的には腐女子から少し離れる6章以降のほうが面白い。

ぐっとくる題名

2006年10月29日 読書
【ブルボン小林 中公新書ラクレ】

わしのネット友人達の間では非常に評価の高いブルボン小林(=長島有)の題名にまつわるエッセイ。古今東西の小説、映画、音楽、漫画etcの題名について考察を加えていく。

ほんの短い題名について、あらゆることをくどくどと考えていくのだが、くだけた文章で読み厭きさせない。そして、なによりきちんとした考察になっている。ただ、この『ぐっとくる題名』という題名にはイマイチぐっときませんな、その分ブルボン小林という名前がぐっとくるわけだが(笑)。

ブルボン初体験でしたが、なかなかに面白かったです。以後、注目していきたい。
ISBN:4480063188 新書 井上 寿一 筑摩書房 ¥777
【平山 夢明 光文社】

友人が読んで、エグイ、異界をさまよえるというので借りて読んだ。なるほど、たしかにエグイ。

しかしなあ、わしはどんなに残忍な描写でも読む分には平気なのでなんともないんだけど、これって、単にどこまで残忍で気持ち悪い描写ができるかってのを突き詰めてるだけじゃないのか?わしはこの作家に似た雰囲気の作家って、乙一と舞城王太郎しか読んだことないんだけど、乙一のようにストーリーや展開が練られているわけでもなく、舞城のように異常者の心の中に入り込もうとするわけでもない。残忍さを突き詰めるというのはいいんだけど、それにリアリティがないというか、信じさせてくれるなにかが足りない気がする。

短編集であるが、いちおう最後に行くほど面白かったということは付け加えておく。
来週の水曜日が試験だというのに、いまから勉強始めて間に合うんでしょうか?やっと参考書を買ったが2400円は高けえなぁ、受験費用も5000円かかったし、なんか無駄金使わされてる気がしてならない。

だいたいだな、自己啓発なんて会社にやらされるもんじゃないだろうと。しかも、資格取ったり外国語勉強するのが自己啓発なんて発想がそもそも出だしから間違ってるだろうと。ついでに、個人の時間使ってやらせるなら試験費用ぐらい出せと(笑)。

愚痴も言ったので、ちまちまとやります。
ISBN:4062723816 新書 矢幡 洋 講談社 2006/06/21 ¥880
読んだ本のレビュー書きかけが溜まってきたなとは思ってたが、数えたら24冊もあった、あかん・・・。

仕事とバーチャが忙しくて、それでも隙をみて読んでるけど、感想までは手が回らない。まあ、たいしたこと書くわけじゃないけど、こんなことを書きたかったなってことは頭の片隅に残っていて、それぐらいは書き残しておきたいと思うわけですヨ。

くそー、でもなぜか販売士の資格試験なんかも受けないといけなくなっちゃったし。まったくなんにもやってないんだが、10日間ちょっとで2級って何とかなるものなのか?
ISBN:4061498568 新書 江 弘毅 講談社 2006/08/18 ¥756
ISBN:4480063250 新書 須田 慎一郎 筑摩書房 2006/09 ¥735

レビューはあとで(こればっか)

論文捏造

2006年9月16日 読書
ISBN:4121502264 新書 村松 秀 中央公論新社 2006/09 ¥903

面白い!詳細はそのうち(だからいつやねん!!)
『ビッグイシュー』初めて買ってみた。
今日明日と仙台は「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」なのである、髪を切りにいったついでにちょいと覗いてきた。生憎の小雨模様のなかではあったが、街のあちこちで音楽が溢れてるってのはええもんである。この近辺は、大好きな「せんだいメディアテーク」もあり、わしが今もっとも住みたい地区のひとつである。

で、表題の『ビッグイシュー』であるが、これはホームレスの人の社会復帰支援のための雑誌で、内容は一般的な総合誌なのだが、販売方法が変わっていて、登録された(ホームレスの)販売員からのみ路上で買うことができるというようになっている。定価200円で内110円が彼らの収入になるという寸法だ。

けっこう前から何度か路上で販売してるのは見かけたことがあって、買ってみようかなと思ったこともあったんだが、とくに積極的に買う理由もなかったので買ったことはなかった。今回は、表紙の奈良美智の絵にだまされて(?)買ってみました。薄い雑誌だけれど、ちょっと記事の切り口が変わってて面白いんじゃないでしょうか。

帰りに地下セガをのぞくもあまりの過疎っぷりに驚く。どろじ君と二人だけでひたすら対戦。クエストあと6勝を残して帰る。あー、明日もやらないといけないのか(いや、いけなくないから)。
ISBN:4000246313 単行本 青木 由紀子 岩波書店 2006/05 ¥2,520

アーシュラ・K.ル=グインのエッセイ

時間出来たら感想書く。

放送禁止歌

2006年8月28日 読書
【森 達也 解放出版社】

伝説的ドキュメンタリー『放送禁止歌』を演出した森達也による、サイドストーリー+α

面白い。内容についてもっと書きたいところだが眠いので後ほど。ってこんなんばっかり溜まりすぎてるな、どうしよう。
【鄭 大均 中公新書】

ひとりの在日朝鮮人二世の半生を自伝的に綴った本。文章はぶつ切りでちょっと特長がありますな。

奪われる日本

2006年8月21日 読書
【関岡 英之 講談社現代新書】

悪魔のささやき

2006年8月16日 読書
ISBN:4087203549 新書 加賀 乙彦 集英社 2006/08/12 ¥714

普通なら、悪魔のささやきによって人が犯罪を行うことがあるってな内容の本を買ったりしないんだが、加賀乙彦なので読んでみました。

面白い。詳しくは後ほど

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