マリと子犬の物語
正月働いたので今日まで休み。小三の娘につきあって観てきた。こんな正々堂々まじりっけなしの感動物語がわしに耐えられようかと思ったんだけど、娘の強い要望に負けました。

いやー、もう完璧でした。子役の女の子の泣く演技は凄かったです。中盤以降うちの娘も泣きっぱなし、感動したと申しておりました。実際おじちゃんもかなり涙腺は刺激されましたよ、こりゃ泣けるわな。でもさ、ちょっとわし的には長すぎるしだれる余分なエピソードもあるので、さくっと切って70分ぐらいにするとかなりイイんではないかと・・・だめ?

いよいよマリとの再開のシーンで、満を持して画面に現れたマリがあまりに見た目が違ってて、ぇ・・・違う犬?って感じが映画館全体に漂ったのがかなり笑えました。

カリギュラ

2008年1月6日 TV
カリギュラ
WOWOWでやってたのを観る。昨年11月の公演なのでこの放送はなかなかにプレミアム度高いのではないだろうか。生の観劇には程遠いとはいえ、視聴角度が変わったりズーミングしたり、台詞聞き取りやすかったりは録画視聴が有利だしね(とはいえ、テレビでも音量はかなり上げないと台詞は聞き取れないけど)。

何度か日記でも書いているが、わしは蜷川幸雄はあんまり好きではなくて、嫌いというよりは肌が合わないというのが近いんだが、この舞台でもやはりそういうものはそこここに感じた。演技指導はいいと思うんだけどねえ・・・。

でも、この作品自体はすごい。3時間に及ぶ長時間の舞台、膨大な台詞を小栗旬はよく覚えれたな。テレビで見かける彼にはまったくなんにも感じないが、舞台ではかなりイイ。しかもほとんど半裸だし、半ケツも拝めるので女性ファン必見です。他の役者もいいし、再視聴、再々視聴に耐える内容。時間と気力があればあと何回か観たい。

ところで、劇中に「論理」って言葉が頻繁に使われるんだけど、これは訳として合っているのか?なんかもうちょっと違う言葉のほうがしっくりくる気がするんだけど・・・、原作読んだわけじゃないけどさ。

アイの物語

2008年1月5日 読書
【山本 弘 角川書店】

いまとなっては一昨年の本であるが、たまたま聴いていたラジオ番組で賞賛されていたので読んでみた。著者はSF作家でゲームデザイナー、と学会(トンデモ本を楽しむ会)の会長もやってるお方。本書のなかでも(と学会員)らしいなと思わせる記述が多くてある意味楽しめる。

で、本書は純然たるSF小説なんだが、機械に支配された未来の世界で、美形のアンドロイドに囚われた主人公が7つの物語を聞かされるという設定になっており、おおこれはまさにアラビアンナイト、シャハラザード役がアンドロイドってのはなかなかよろしいですな。

7話のうち最後の2話が中編になっておりちょっと長いんだけど、できも素晴らしい。個人的には6話目の『詩音が来た日』が好き、上手いです。「がんばるぞお、おう」
財布について思うこと
年初なので(というのもなんだけど)財布を新調してしまった。相変わらず理想のものはなかったけれど、ちょっと心惹かれるのがあったので、名刺入れとセットで購入。無理やり早めの誕生日のプレゼントということにして八咫に買わす。

これで、今までの厚い財布(もちろん、札以外のもので厚いんだけど)から開放されて多少はすっきりと思ったら、あんまり変わんねえな。新調した意味ねえじゃん。やはり、小銭入れがついてるのがあかんのだよな。理想をいえば、小銭入れは別に持って、二つ折りでカード入れが間に一枚入っている財布が欲しいんだが、意外とないんだよなあ。

というわけで、しばらくはこれを使い込んでみます。

私の男

2008年1月3日 読書
【桜庭 一樹 文藝春秋】

本屋で平積みになってるのを買ったのに何でシュリンクされてるんだろうと思ったら、サイン本でした。

奥尻島震災孤児の花と彼女を25歳の若さで引き取った遠縁の腐野淳悟の物語。心に暗い闇を抱えた父娘の物語は一章ごとに語り手を変え過去へと遡っていく。じめじめと湿っぽくあるいは凍えそうに冷たく、そして異臭漂う文章。これほど嗅覚を刺激する文章をはじめて読んだ。

はあ、とため息をついて読み終え、ネットで著者のプロフィールを読んで驚愕。著者はじょせい!?だって一樹だよ、格闘家の桜庭和志と読みで一字違いなのに女性だったのか!いや、名前だけじゃなく文章読んでてもまったくそう感じなかった。そういや、サインの筆跡が言われてみれば女性っぽい・・・。でも、女性ときいて少し安心した、娘を持つ父親としてはこれを男性が書いたとしたらかなりショックだもんな。

これは、人に薦めるのははばかられるが、間違いなく傑作、すごいです。

あ、あと第一章で花が「人に暴力を振るったのはこれが初めてだった」ってのがあるんだが、ということはあれは暴力にはカウントされてないのか???細かい突っ込みというか、どういう意図でそう書いたのかなと著者に聞いてみたい気がした。
たった一日の仕事で、疲れ果てました。まだ、今日だけなので何とかなったが、毎日やってる皆様大変ですががんばってください。

昨日より装着している歩数計によると、本日の歩数は1万2千歩。うーん、もっといってるんじゃないかって気がするがそんなもんなのかな?

帰って体重計に乗ったら、身体年齢が昨日より2歳若返ってました。そんな簡単に・・・ただいま36歳。
元旦から仕事関係の新年会があるってのもなんだが、仙台にいるので参加する。仙台駅近くの居酒屋で、オヤジ数十人がここのバイトの女の子はみんな若くて可愛いと大騒ぎ、ちょいと恥ずかしかったです。

というわけで、今年もなんとか日々を埋めていくのを目標に日記を書いていきたいと思います。ほんとはもうちょっとしっかりしたものを書かんといかんのだろうとは思うんですが、うわっつらばかりでスイマセン。
【島田 裕巳 幻冬舎新書】

面白い。日本の主な新宗教を俯瞰するにはもってこいの一冊。その成り立ちや影響がよく分かる。発行一ヶ月で5刷を数えているあたり地味に売れてるようで。どんな人が買っているのか分からないが、新宗教って何やかんや言って興味の対象なんですな。

著者のことは、オウム関係であらぬバッシングを受けた可哀想な宗教学者というイメージだったんだが、最近著書を見かけるようにもなったしようやく再起できたということなのかな、よござんした。

印象的だったのは、どんなときに新宗教が信者を増やしていったかに言及した部分で、以下抜粋。
よく「苦しいときの神頼み」といった言い方がされる。たしかに、人が宗教に頼るのは、悩みや苦しみを抱えているときである。だが、本当に苦しいときには、人は神頼みはしない。不況が長く続き、深刻化しているときには、豊かになれる見込みがないので、神仏に頼ったりはしない。むしろ、経済が好調で、豊かになれる見込みがあるときに、人は神仏に頼る。高度経済成長は、まさに神頼みが絶大な効力を発揮した時代だったのである。

なるほど。

やっと休みだー!

2007年12月30日 日常
本日よりようやく年末年始休暇に入る。といっても、来年二日には出勤なんだけどね・・・仙台初売りのばかばか。

ゆっくり起きて、休みの間に読む本借りようと図書館に行ったらとっくに年末年始の休館に入っていた(涙)、仕方ないので本屋にいって仕入れ。

■『私の男』桜庭一樹 文藝春秋
■『尾崎翠』ちくま日本文学004
■『日本の10大新宗教』島田裕巳 幻冬舎新書
■『発達障害の子どもたち』杉山登志朗 講談社現代新書
4冊購入

■『アイの物語』山本弘 角川書店
■『神なるオオカミ』姜戎 講談社
の2冊はなんとしても図書館で借りたい。

その後、キャンプ帰りの娘を仙台駅に迎えに行き、夕飯食いつつ貰ったワインがぶ飲み。ふと気づいたら今日は東部の忘年会だった。すまん、おじさんは自宅で撃沈だ。
おじさんのあまりにあほすぎる行動に、放置しておけばよかったんだが、どう考えても後からとんでもないことになりそうなので、勝手にヘルプしておく。

ここにきて、いよいよこの人とはやっていけないかもって気がしてきた。お飾りでいてくれるだけでいいから、手当て稼ぎとしか思えない無意味な宿泊出張も大目に見るから、被害者固定のパワハラと現状逃避に周りを巻き込むのだけはやめて欲しい。
八咫がツタヤで「ゆれる」を借りてきたっていうから観ようとしたら中身はこれだった・・・。どこをどう間違ったんだ?

バブルの頃を思い出せて笑えると・・・それだけですな。どーでもいいが阿部寛はかっこいいと思います。

よく考えたら

2007年12月27日 日常
マンション買ったら、家具やら家電やらいろいろ必要なのではないかと思い当たった・・・。がああ、金かかるのう。とりあえず、仕事休みだったので八咫とホームセンターやら家具屋やらを見てまわる。うーん、さっぱりイメージわかねえな、とりあえず引越ししてから考えよう。

ジュマンジ

2007年12月26日 映画
昔見た記憶があったんだが、子どもが録画したのをだらだらみてたら結構面白かった。意外とよく出来た映画だったんですね。

キルスティン・ダンストが子役で出ていて、昔は可愛かったんだなあと・・・。

クリスマスの来客

2007年12月25日 日常
クリスマスあたりには毎年彼氏と遊びに来るネット友人が、今年は彼氏と別れてしまったのでどうするのかと思ったら、男子高校生を連れてきた。といっても、子守を頼んだこともある顔見知りなんだけどね。

高校生、中身はおっさんなので話が合いました(笑)。

さくらん

2007年12月24日 映画
いやー、悪くないとは思うんだけど・・・。

土屋アンナは原作のイメージに近いとは思うがやっぱり花魁よりヤンキー役が似合うし、鮮やかな映像美はいいんだけど、いかにも花屋さんがコーディネートしましたって感じだし、蜷川実花も悪くはないんだけど、女性を妖艶に撮るなら市川崑とか五社英雄ならどんなにすごくなっただろうと(無理だけど)ついつい思ってしまう。

いい役者も多いだけにもったいなし。

赤鬼

2007年12月23日 TV
ずいぶん前に録画してたのをようやく視聴。

この頃の野田秀樹は、なんでも面白いな。舞台をリアルで観たかった。でも、なんであんなにみんな叫んでるんだ?役者がみんなこんなに忙しそうで、声からしてるのも野田秀樹らしいといえばらしいですな。
「糖尿病予防のための介入試験」のキットが送られてきた。中身は、体脂肪の計れる体重計、体重計と連動できる歩数計、そしてそのデータをどっかに送信できる送信器(FOMAカード付)。なんか豪華なセットだ。これからは、歩いた歩数と体組成を計って毎日送信するんですよ。うーん、これで運動する気になれるかな?

まあ、年末なので来年あたりから頑張ってみます。
【VF5】やっとビリビリ
今週の幻球アイテム「フラッシングサンダー」をようやくゲット。いろいろ忙しくて、いままでなら二日もあれば手に入ったのに週末までかかってしまった。ま、いいんだけどさ。

それより、負けまくりで段位も落としまくり泣いてます。なんかすっかり単価の安いぺちぺちやってるパイになってしまって、しかもディフェンス弱いとくれば勝てんわなあ・・・。前は、皆伝〜九段の称号予備軍でいられたのに、いまやそこから完全にワンランク下の位置ですな、成長のない自分に年を感じます(涙)。

ま、のんびりがんばりますヨ。
【コニー・ウィリアムス 河出書房新社】

知り合いの英米文学マニア女子に、コニーウィルスがいかに面白く、それなのに日本であまりに知られていないかを力説されてしまったので、買って読んでみた。たしかに、一年前の本なのに初版のままですな。

本書は中篇4作で構成されているが、ヒューゴ賞やらネビュラ賞やら名だたる賞の受賞歴が合わせて12冠というすさまじさ。これはよほどすごいんだろうなと読み進むが・・・・、うーん、面白いのは面白いけど・・・うーん、それほどのものなのか?やはり米国人とは面白さの感覚が違うのだろうか?と思いつつ最後に読んだ表題作の『最後のウィネベーゴ』。これは、まごう事なき傑作でありました。

犬のいなくなった近未来のお話だが、物語の精巧さに加えその切なさ、読後にじわじわきてまた読み返したくなる。これはもう、わし的にブラッドベリの『火星年代記』やハイラインの『夏への扉』クラスの位置づけになりそうなぐらい良かった。絶対に読んでおくべし。

でかい買い物

2007年12月19日 日常
マンションの契約の説明を受けにいく。よく考えたら、先週初めて見にいって、まだ二回目なんだよな現地。こんなに簡単に決めていいんだろうか?と思いつつも申込書に書き込む。今週に手付金振り込んで来週契約ですか・・・。入居できるのは来年の3月ぐらいみたいだけど、勢いってのは恐ろしいな。

会社から援助貰って賃貸マンション暮らしのほうが金銭的にはいいんだけろうけど、転勤の心配をせずに生活の計画を立てれるので八咫と子供が安心だというのは大きい。それに、仙台は終の棲家にはいいところだと思うのでまあよしとしよう。

わしは、ボロマンションに身体が馴染んでるので、こんどのとこは豪華すぎるのが難点といえば難点、しばらくは居心地悪いんじゃないだろうかと変なことを考えてしまう。来年4月に転勤になって一月も住めずに単身赴任という悪夢も充分ありえるので、買った喜びとかよりも、また変なもの背負い込んでしまったんじゃないかという不安のほうが大きい今日この頃なのでした。

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