PLUTO (3) 【豪華版】
2006年3月28日 コミック
やっぱり豪華版で揃えようかな。通常版でるのが待ちきれなくて、友人に読ませてもらった。大きいっていいね、付録もついてくるし。
内容はやばいことになってますね、話がどんどん広がってきてやたら面白いんだけど、この調子だと終わりまであと何年待たないといけないんでしょうか?だらだらと続いている『20世紀少年』なんか適当に人類皆殺しで終わらせてこっちに専念してくれればいいのに。
付録の高校時代に描いた羅生門はもろ手塚治虫で笑えました。
内容はやばいことになってますね、話がどんどん広がってきてやたら面白いんだけど、この調子だと終わりまであと何年待たないといけないんでしょうか?だらだらと続いている『20世紀少年』なんか
付録の高校時代に描いた羅生門はもろ手塚治虫で笑えました。
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知り合いが今春専門学校に入学するのだが、入学前の宿題に相田みつをの本が送られてきて感想文を書けってのがあるらしい。なんで宿題?なんで相田?と思いつつも久しぶりに本屋で相田みつをを読んでみる(眺めてみる)。
わしは、15年以上前から相田みつをは知っているが、当時からどうも苦手だった。あれから随分たったからどうかなと思ったがやっぱり嫌いだ。問題は、どこがどう嫌なのか言葉にできないって言うところだ。説教臭くはあるがとくに毛嫌いするほどのもんでもないだろと理性は言うのだが、感性は今すぐこの本を叩きつけろと叫ぶのだ(笑)。
というわけで、なんで相田みつをが嫌なのかしばらく考えます。
わしは、15年以上前から相田みつをは知っているが、当時からどうも苦手だった。あれから随分たったからどうかなと思ったがやっぱり嫌いだ。問題は、どこがどう嫌なのか言葉にできないって言うところだ。説教臭くはあるがとくに毛嫌いするほどのもんでもないだろと理性は言うのだが、感性は今すぐこの本を叩きつけろと叫ぶのだ(笑)。
というわけで、なんで相田みつをが嫌なのかしばらく考えます。
内部告発と公益通報―会社のためか、社会のためか
2006年3月26日 読書
内部告発から公益通報へ
4月に施行になる公益通報者保護法、これをうけての公益通報についての解説本(といっていいのかな)。
この法律によって、いよいよ日本でも内部告発者に対する社会的保護が明文化されたんだなと思ったら、そう喜んでもいられないようで、実態としてはいままでとあんまり変わらないか下手すりゃ後退してるという批判もあるんだそうだ(筆者が表立って批判してないのがややこしい)。公益通報という新しい言葉で内部告発の悪いイメージを改善したのと企業価値より社会的価値を優先させましょうというメッセージを発信しているぐらいがこの法律の価値なんだなと本書を読んでそう思った。
とりあえず、職場で不正を見つけたら社内のコンプライアンス部門に通報、だめらな公的機関、それもだめそうならマスコミに訴えましょう。ただし、脱税と違法政治献金は対象外なので駄目ですよ。ってことです。
最後に、公益通報を離れ、そもそも日本の法律自体が実態にそぐわず守れないものが多すぎるのではないか、そんななかでコンプライアンスを叫ぶむなしさを訴える第6章に深く同意いたしました。
4月に施行になる公益通報者保護法、これをうけての公益通報についての解説本(といっていいのかな)。
この法律によって、いよいよ日本でも内部告発者に対する社会的保護が明文化されたんだなと思ったら、そう喜んでもいられないようで、実態としてはいままでとあんまり変わらないか下手すりゃ後退してるという批判もあるんだそうだ(筆者が表立って批判してないのがややこしい)。公益通報という新しい言葉で内部告発の悪いイメージを改善したのと企業価値より社会的価値を優先させましょうというメッセージを発信しているぐらいがこの法律の価値なんだなと本書を読んでそう思った。
とりあえず、職場で不正を見つけたら社内のコンプライアンス部門に通報、だめらな公的機関、それもだめそうならマスコミに訴えましょう。ただし、脱税と違法政治献金は対象外なので駄目ですよ。ってことです。
最後に、公益通報を離れ、そもそも日本の法律自体が実態にそぐわず守れないものが多すぎるのではないか、そんななかでコンプライアンスを叫ぶむなしさを訴える第6章に深く同意いたしました。
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本書は、内田樹、小田嶋隆、平川克美、町山智浩による憲法第9条論。いつもの内田本のパターンに沿って即買い即読み。なんといってもこの四人の面子が素晴らしすぎる。内田ブログファンにはおなじみのこのメンバーが、それぞれ憲法について論じるわけであるから読み逃すわけにはいきません。
前から思っていたのだが、内田樹はまえがきの達人である。『街場のアメリカ論』でも抜群にまえがきが面白くて(内容も面白かったのだが)、わしはまえがきだけでイってしまって後の内容は惰性で読んでしまったぐらいだ。本書においてもこれからこの四人によってどのようなことが語られるのか、この四人はどのような人たちであるのか(「トラの尾アフォーダンス傾向」のある「脱臼性の言葉」の使い手なのです、わかりませんね、読みましょう)、否が応でもこれからの読書体験にむけ期待が盛り上がる話が展開される。もし、店頭で本書を見かけたらまえがきだけでも読んでみて欲しい(9Pだし)、きっと本文も読みたくなるから。
で肝心の内容であるが、それぞれにそれぞれらしい文章ですべて面白い。ある意味似ている人たちなので、向いている方向は同じなのだが、アプローチや立ち位置の違いを堪能できる。また、四人ともそれぞれが自分のブログをもっていて、そこに書いた過去の文章を全員が引っ張ってきているのが興味深かった。わし的にはやはり内田センセイのが頭一つ抜けた面白さでありました。
ふと気付いたら、いつも読んでる内田ブログに「『九条どうでしょう』プレミアム試写会」と銘打った一文がアップされておりました、3月22日付けなのでどうも読み飛ばしてたようです。さすが内田氏プロモーションもばっちりですな、これを読むとかなり購入意欲がわくと思われますのでもれなく皆様におすすめ致します。
http://blog.tatsuru.com/archives/001622.php
前から思っていたのだが、内田樹はまえがきの達人である。『街場のアメリカ論』でも抜群にまえがきが面白くて(内容も面白かったのだが)、わしはまえがきだけでイってしまって後の内容は惰性で読んでしまったぐらいだ。本書においてもこれからこの四人によってどのようなことが語られるのか、この四人はどのような人たちであるのか(「トラの尾アフォーダンス傾向」のある「脱臼性の言葉」の使い手なのです、わかりませんね、読みましょう)、否が応でもこれからの読書体験にむけ期待が盛り上がる話が展開される。もし、店頭で本書を見かけたらまえがきだけでも読んでみて欲しい(9Pだし)、きっと本文も読みたくなるから。
で肝心の内容であるが、それぞれにそれぞれらしい文章ですべて面白い。ある意味似ている人たちなので、向いている方向は同じなのだが、アプローチや立ち位置の違いを堪能できる。また、四人ともそれぞれが自分のブログをもっていて、そこに書いた過去の文章を全員が引っ張ってきているのが興味深かった。わし的にはやはり内田センセイのが頭一つ抜けた面白さでありました。
ふと気付いたら、いつも読んでる内田ブログに「『九条どうでしょう』プレミアム試写会」と銘打った一文がアップされておりました、3月22日付けなのでどうも読み飛ばしてたようです。さすが内田氏プロモーションもばっちりですな、これを読むとかなり購入意欲がわくと思われますのでもれなく皆様におすすめ致します。
http://blog.tatsuru.com/archives/001622.php
とりあえず言えることは
2006年3月24日 お仕事なんやかんや言って忙しい!ってことだ。
今日も仕事が回りきらずに明日にまわしてしまった(また休日が消えていく)。こんなだからレヴューが溜まる一方なんだよな、というか溜まるだけ読めてるほうが不思議、わしはいったいいつ読んでるんだろうな?スーツの内ポケットには必ず読みかけの新書が入っていて、こま切れの時間に読んでたら気がつくと読み終わっているんだよな。でも、読んでた記憶がほとんどないのが恐ろしい。最近、異常に読むのが早くなった気もするんだけど、もしかしたら時間感覚がおかしくなってるだけかもしれん。
会社の同僚と本の話をすることが多くなったのだが、向こうは典型的な歴史もの系でわしの過去の読書傾向とも重ならずいまいち盛り上がらない。そのうえ、わしの読んでる新書を「薀蓄系」と評され少しへこんだ。いいんだいいんだ、Going My Way(座右の銘)
今日も仕事が回りきらずに明日にまわしてしまった(また休日が消えていく)。こんなだからレヴューが溜まる一方なんだよな、というか溜まるだけ読めてるほうが不思議、わしはいったいいつ読んでるんだろうな?スーツの内ポケットには必ず読みかけの新書が入っていて、こま切れの時間に読んでたら気がつくと読み終わっているんだよな。でも、読んでた記憶がほとんどないのが恐ろしい。最近、異常に読むのが早くなった気もするんだけど、もしかしたら時間感覚がおかしくなってるだけかもしれん。
会社の同僚と本の話をすることが多くなったのだが、向こうは典型的な歴史もの系でわしの過去の読書傾向とも重ならずいまいち盛り上がらない。そのうえ、わしの読んでる新書を「薀蓄系」と評され少しへこんだ。いいんだいいんだ、Going My Way(座右の銘)
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悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷
2006年3月23日 読書第2次大戦直後のアメリカ・プロレス界にて、「卑劣なジャップ」を演じて巨万の富を稼いだ伝説の悪役レスラー、グレート東郷。さまざまな資料や証言から浮かび上がるその男の素顔は、現代に何を問いかけるのか-。
発売されたときから読みたかったんだが、ついつい後回しにしてしまった。はい、大変面白かったです。
北朝鮮の出自を隠し続け日本国民のヒーローとなった力道山、彼が唯一敬語で話した相手、グレート東郷。謎に満ちたグレート東郷の出自に疑問を抱き、それを調べながらプロレスとナショナリズムについて考察を図るドキュメンタリー。本来は映像として企画されたものが活字で日の目を見たものだそうだ。
決して、著者が意図したプロレスとナショナリズムを巡るストーリーとしては成功しているとはいいがたいと思う。ただ、その迷走する取材活動の中で語られるプロレス史、関係者のインタビューなんかが非常に面白い。この語りの中で浮かび上がってくるのは、筆者の意図していたものではなく、むしろ昭和という時代の一側面なんだろうなとそんなことを考えた。
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史上最強のオタク夫婦、庵野&安野
ふっ、わしは二人の子供が9つ違いなので戦隊物も仮面ライダーも少しは詳しいぞ(残念ながら二人とも女の子なので凄く詳しくはない)。なにしろ上の子供が卒業したころ下の子供が見だしたので、つごう10数年分ストックが頭のなかに・・・いや自慢になりませんが。
いやー、でもオタクって楽しそうだ。
ふっ、わしは二人の子供が9つ違いなので戦隊物も仮面ライダーも少しは詳しいぞ(残念ながら二人とも女の子なので凄く詳しくはない)。なにしろ上の子供が卒業したころ下の子供が見だしたので、つごう10数年分ストックが頭のなかに・・・いや自慢になりませんが。
いやー、でもオタクって楽しそうだ。
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スチームボーイ 通常版
2006年3月21日 映画
ビデオ視聴。
うーん、コメント難しいなこれ。とりあえず劇場で観るべき映画だ、きっと大画面で観たら息を呑む画なんだろうな。小さい画面で観たから、なんだかアホなやつらがどたばたやってるようでいまいち乗れなかった。なにより、声優がいまいち合ってないんじゃないか?あと、画面が暗すぎだ、何映ってるのかよくわからんぞ。
うーん、コメント難しいなこれ。とりあえず劇場で観るべき映画だ、きっと大画面で観たら息を呑む画なんだろうな。小さい画面で観たから、なんだかアホなやつらがどたばたやってるようでいまいち乗れなかった。なにより、声優がいまいち合ってないんじゃないか?あと、画面が暗すぎだ、何映ってるのかよくわからんぞ。
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BSE禍はこれからが本番だ
2006年3月20日 読書
わしはBSEマニアなので、これも読み。
題名がセンセーショナルにすぎるが、BSE問題を俯瞰するにはなかなかの良書であると思う。アメリカ牛の輸入再開ばかりが取り立たされるBSE問題であるが、ほかにも気を抜けないことはたくさんあると指摘してくれる。日本における食肉処理場でのピッシングの問題に触れてるのはわしの知る限り、書籍では初めて(ネットではよく書き込みを見かけるが)。
BSE問題について全般的に知りたい人にはお勧め。ただし、読んで心配になって精神衛生上はよろしくなかったとしても知りません(笑)。あ、わしはこれを読んでも牛肉は普通に食べれますよ(アメリカ産でも)。
題名がセンセーショナルにすぎるが、BSE問題を俯瞰するにはなかなかの良書であると思う。アメリカ牛の輸入再開ばかりが取り立たされるBSE問題であるが、ほかにも気を抜けないことはたくさんあると指摘してくれる。日本における食肉処理場でのピッシングの問題に触れてるのはわしの知る限り、書籍では初めて(ネットではよく書き込みを見かけるが)。
BSE問題について全般的に知りたい人にはお勧め。ただし、読んで心配になって精神衛生上はよろしくなかったとしても知りません(笑)。あ、わしはこれを読んでも牛肉は普通に食べれますよ(アメリカ産でも)。
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休日サービス出勤の合間に休憩とってスタバで読書。BGMは大川栄策、しかも生。ショッピングセンターにはいってるスタバだったので、となりの大川栄策ショーがまる聞こえだったんです。いや、ひさしぶりに『さざんかの宿』聞いたな。
そんな悪環境の中でも、まったく問題なく読書できるわしはたいしたもんだと自画自賛してみる。
そんな悪環境の中でも、まったく問題なく読書できるわしはたいしたもんだと自画自賛してみる。
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月刊 psiko (プシコ) 04月号 [雑誌]
2006年3月17日 読書
なんやかんやいって、創刊以来買ってるな。
今回は買い物の心理学特集、読むところはたくさんあるし、カラーで大きくて680円は確かにお買い得。内田春菊の『子猫考』が面白い。
しかし、本屋でこの雑誌探してたんだがなかなか見つからなくて、よくよく調べたら女性誌コーナーにありました。なるほど、たしかにそうかもしれん。
今回は買い物の心理学特集、読むところはたくさんあるし、カラーで大きくて680円は確かにお買い得。内田春菊の『子猫考』が面白い。
しかし、本屋でこの雑誌探してたんだがなかなか見つからなくて、よくよく調べたら女性誌コーナーにありました。なるほど、たしかにそうかもしれん。
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舞城王太郎懲りずに読む。とりあえず全部読もうと思う。
本書には舞城初期の中篇3本『熊の場所』『バット男』『ピコーン』が収められている。文字は多いがさくさく読める。うーん、面白い!結論、舞城初期は文句なく面白い、以上!!
本書には舞城初期の中篇3本『熊の場所』『バット男』『ピコーン』が収められている。文字は多いがさくさく読める。うーん、面白い!結論、舞城初期は文句なく面白い、以上!!
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「少年は重い刑に」が25%=最高裁司法研調査
2006年3月15日 時事ニュース コメント (1)殺人事件の被告が少年だった場合、市民の4人に1人が「成人よりも刑を重くするべきだ」と考えている−。最高裁の司法研修所は15日、市民と裁判官を対象に実施した量刑意識に関するアンケート結果を発表、判断のポイントによっては両者に大きな隔たりがあることが明らかになった。[ 03月15日 22時29分 ]共同通信
調査は2009年春までに導入される裁判員制度に向け、量刑の「市民感覚」を探るため実施。全国8都市の市民1000人と刑事裁判官766人が対象となった。
殺人事件を素材とし、39の量刑ポイントについて意見を聞いたところ、多くは傾向が一致したが、はっきり分かれたのは少年事件。裁判官は「成人より刑を軽くする」が90%を超え「重く」はゼロだったが、市民は約半数が「どちらでもない」を、25・4%もの人が「重く」を選択した。将来の更生のため刑を軽くするなどの配慮がある少年法を前提とした「裁判官の常識」が通用しないことが浮き彫りになった。
いやあ、正直言ってかなりショックな調査結果だ。まだ、少年を特別扱いすべきでないという意味から「どちらでもない」を選ぶのは分からなくもない。でもなあ、成人より重くすべきが25%ってのは・・・。芹沢一也が『ホラーハウス社会』で指摘していたように、社会は、酒鬼薔薇事件とその後の少年事件を境に少年犯罪に対して理解から排除へと転換したということはわしも納得していた。しかし、この調査結果は予想以上すぎて個人的にかなりな衝撃だなあ、殺人事件を起こすような少年はもはや市民社会に戻ってくるなって感じだよな、そこまで排除感覚が浸透してたとはまったく思ってなかった。
前にも書いたが、犯罪者を社会から排除し続けるだけでは、決して安全な社会は出来ない、「だれも排除されない社会」を目指す方向性の中にこそ柔軟かつ強度のあるコミュニティの未来がある。そんなふうにわしは思うのですよ。
チョムスキー入門 生成文法の謎を解く
2006年3月14日 読書
反チョムスキーなチョムスキー入門
アメリカネオコン批判の言説で有名なチョムスキーであるが、本書は彼の本業である言語学における「生成文法」の解説書・・・なんだけれども、著者の町田教授はすでに「生成文法」の限界を視野に入れて解説してくれるもんだから、「いろいろと問題はあるがこう定義されている」とか「仮定ばかりでなにひとつ実証されていない」というようなことが随所にもりこまれ、読者は、いったいこの理論をどこまで信じればいいのだろうかと思いながら読みすすまさせられることになる。
わし自身は、生成文法を勉強したかったわけではなくて、たまには脳みそを絞るような本を読んだほうがいいかなぐらいの気持ちだったので結論はどうでもいいんだが、あとがきもなく最後に【言語学に科学的な論証法をもたらすかのように見えた生成文法は、現在のままでは科学的合理性から遠ざかっていくばかりです。チョムスキーが老齢に達した今、生成文法の行く末がどうなるのか、興味深いです。】なんて書かれて終わられたら、真面目に勉強しようと思った人はどうなっちゃうんですか?わしですら、生成文法終わっちゃってるんですね、今まで読んできたのは終わった理論なんですね、チョムスキーは政治活動しとけってことなんですね、となんだか悲しい気分になったぞ(笑)。
とまあそんな具合なのであるが、たしかに解りやすいので、生成文法ってどんなもんなのかなと軽い興味を抱いた人にのみおすすめします。
アメリカネオコン批判の言説で有名なチョムスキーであるが、本書は彼の本業である言語学における「生成文法」の解説書・・・なんだけれども、著者の町田教授はすでに「生成文法」の限界を視野に入れて解説してくれるもんだから、「いろいろと問題はあるがこう定義されている」とか「仮定ばかりでなにひとつ実証されていない」というようなことが随所にもりこまれ、読者は、いったいこの理論をどこまで信じればいいのだろうかと思いながら読みすすまさせられることになる。
わし自身は、生成文法を勉強したかったわけではなくて、たまには脳みそを絞るような本を読んだほうがいいかなぐらいの気持ちだったので結論はどうでもいいんだが、あとがきもなく最後に【言語学に科学的な論証法をもたらすかのように見えた生成文法は、現在のままでは科学的合理性から遠ざかっていくばかりです。チョムスキーが老齢に達した今、生成文法の行く末がどうなるのか、興味深いです。】なんて書かれて終わられたら、真面目に勉強しようと思った人はどうなっちゃうんですか?わしですら、生成文法終わっちゃってるんですね、今まで読んできたのは終わった理論なんですね、チョムスキーは政治活動しとけってことなんですね、となんだか悲しい気分になったぞ(笑)。
とまあそんな具合なのであるが、たしかに解りやすいので、生成文法ってどんなもんなのかなと軽い興味を抱いた人にのみおすすめします。
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テレビの罠―コイズミ現象を読みとく
2006年3月13日 読書
この前読んだ『貧乏クジ世代』がいまいち薄味だったので、香山リカ忙しすぎて駄目だな、と期待せずに読んだが思ったよりも面白かった。昨年の小泉自民党圧勝の衆議院選挙を振り返った内容であるが、あちこちからとってきた言説の切り貼りがよくできている。そういう意味では、香山リカというよりは編集者の頑張りの賜物かもしれんな(わし予想)。
以下、もうちょっと書きたい
以下、もうちょっと書きたい
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今日一日、同じマンションの5歳の男の子をあずかることになった。騒ぐだろうから(おとなしくさせるのに)ゲーム持たせるという向こうの母親の申し出に「うちはゲームは持ち込み禁止だから」ときっぱり断る妻。すげえ、すげえ(尊敬)。
最初は下の娘(小一)と仲良くブロック作ったりして遊んでたが、飽きてきたころあいに「ドラえもんゲームしようか」と妻がいうと、目を輝かせて「うん!」と答えがかえってきたが、ボードゲームが出てきたのをみてあからさまに当惑の表情を浮かべてた(テレビゲームと思ったのね)。でも、楽しくやってたみたいなのでよし。
その後、昼はマクドナルドで食べ、午後からは東京インテリアのキッズコーナーで遊ばすという超低価格コース。キッズコーナーは結構な大きさのボールプールがあってしかも無料という素晴らしさ、子供は勝手に走り回り勝手に疲れ果てるという親にとってはこれ以上ないありがたい施設であるな。妻は店内を眺めて回って、わしは子供の監視&読書(監視にならないって)。関西弁がよく聞かれたので関西人はお得な遊び場が好きと個人的に決め付ける。
男の子を帰したら、夜にはいつものネット友人カップルが遊びに来る。お土産のケーキと本を持ってきてくれた上に、夕食は弁当持参という気を使うにもほどがあるぐらいの気の使いよう。これも、妻の普段の教育の賜物である(すげえ、すげえ)。日付が変わるまで楽しく歓談、わしは途中何度も読書とかネットとかのために離席したりしてまったくホストの自覚なしなのであるが誰も気にしない、これも・・・以下同文。
というわけで、久しぶりの連休もあっという間に過ぎ去り、やっぱりたまった感想文は書けませんでしたとさ(読書だけが進んでいく)。
最初は下の娘(小一)と仲良くブロック作ったりして遊んでたが、飽きてきたころあいに「ドラえもんゲームしようか」と妻がいうと、目を輝かせて「うん!」と答えがかえってきたが、ボードゲームが出てきたのをみてあからさまに当惑の表情を浮かべてた(テレビゲームと思ったのね)。でも、楽しくやってたみたいなのでよし。
その後、昼はマクドナルドで食べ、午後からは東京インテリアのキッズコーナーで遊ばすという超低価格コース。キッズコーナーは結構な大きさのボールプールがあってしかも無料という素晴らしさ、子供は勝手に走り回り勝手に疲れ果てるという親にとってはこれ以上ないありがたい施設であるな。妻は店内を眺めて回って、わしは子供の監視&読書(監視にならないって)。関西弁がよく聞かれたので関西人はお得な遊び場が好きと個人的に決め付ける。
男の子を帰したら、夜にはいつものネット友人カップルが遊びに来る。お土産のケーキと本を持ってきてくれた上に、夕食は弁当持参という気を使うにもほどがあるぐらいの気の使いよう。これも、妻の普段の教育の賜物である(すげえ、すげえ)。日付が変わるまで楽しく歓談、わしは途中何度も読書とかネットとかのために離席したりしてまったくホストの自覚なしなのであるが誰も気にしない、これも・・・以下同文。
というわけで、久しぶりの連休もあっという間に過ぎ去り、やっぱりたまった感想文は書けませんでしたとさ(読書だけが進んでいく)。
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つきあいきれない韓国人
2006年3月11日 読書
著者、渡部昌平氏は元、在韓国日本大使館の書記官で3年余りの韓国での勤務経験を持ち、韓国語も堪能なので大物から市井の人々まで幅広い交流をしてきたということである。あからさまに嫌韓的な題名であるが、筆者の意図は「韓国人を本当に理解せずに表面的につきあおうとしても、結局は良い交流にはならない」ということだそうで「嫌韓流」とは違う立場をとっているとのことだ。なら、題名を考え直したほうがいいんじゃないのと突っ込みたくなるところだが、まあそこはいろいろな大人の事情があるのでしょう。
で、読んでみたら意外と面白かった。韓国人社会の特徴を容赦なく切っているので韓国人には耳の痛い話が多いかもしれない。でも、偏向しているというよりは、かなり公平な目で見ている印象はある。韓国の人と付き合う必要のある人にはいいテキストなのではないだろうか、相手をできるだけ知っておくのはお互いのためにいいでしょうからね。
わしの感想だが、韓国は民主主義体制になってまだ20年、かつて日本が通ってきた道を大急ぎで駆け抜けてる感じであるな(もちろん日本と違う部分も多いが)。最先端の部分もありながら過去のものを引きずっている部分も多い、いろんな歪みを抱えながら変わっていっている、そう感じられる。おそらく現時点での韓国人は本書のイメージなのだろうが、このイメージを固定化させていると数年後には違ったイメージの韓国人像にギャップを感じるようになるんじゃないかな。
で、読んでみたら意外と面白かった。韓国人社会の特徴を容赦なく切っているので韓国人には耳の痛い話が多いかもしれない。でも、偏向しているというよりは、かなり公平な目で見ている印象はある。韓国の人と付き合う必要のある人にはいいテキストなのではないだろうか、相手をできるだけ知っておくのはお互いのためにいいでしょうからね。
わしの感想だが、韓国は民主主義体制になってまだ20年、かつて日本が通ってきた道を大急ぎで駆け抜けてる感じであるな(もちろん日本と違う部分も多いが)。最先端の部分もありながら過去のものを引きずっている部分も多い、いろんな歪みを抱えながら変わっていっている、そう感じられる。おそらく現時点での韓国人は本書のイメージなのだろうが、このイメージを固定化させていると数年後には違ったイメージの韓国人像にギャップを感じるようになるんじゃないかな。
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PIMP OF THE YEAR(初回限定盤)
2006年3月10日 音楽
DEATH JAZZを堪能せよ
ぐは、SOIL&"PIMP" SESSIONS絶好調ですな。前半の激しいいけいけ感も後半のまったりグルーブ感も大変よいです、当面のヘビーローテーションになりそう。
しかし、しかしだ、絶対彼らはライブだよな。観たことないけどそれだけは確信できる。うーん、生で観たい。
ぐは、SOIL&"PIMP" SESSIONS絶好調ですな。前半の激しいいけいけ感も後半のまったりグルーブ感も大変よいです、当面のヘビーローテーションになりそう。
しかし、しかしだ、絶対彼らはライブだよな。観たことないけどそれだけは確信できる。うーん、生で観たい。
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BEST 2000-2005
2006年3月9日 音楽
Monkey Majikのインディーズベスト版
ちょいと早いホワイトデーに娘に買う。
ただいまブレイク中の彼らの軌跡をたどるのにもってこいの一枚ですな。彼らが選んだベスト版らしいが、意外な曲が入ってたりして楽しめます。昔からのファンにもいままでのモマジを知りたい人にもお勧め。
ちょいと早いホワイトデーに娘に買う。
ただいまブレイク中の彼らの軌跡をたどるのにもってこいの一枚ですな。彼らが選んだベスト版らしいが、意外な曲が入ってたりして楽しめます。昔からのファンにもいままでのモマジを知りたい人にもお勧め。
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