ヤクザと日本―近代の無頼
2008年6月4日 読書
【宮崎学 ちくま新書】
面白い、というか勉強になった。意外にも真正面から学術的に考察されている堅い本だった。内容も丁寧に書かれているので読んで損はないかと(ちょっと長いけど)。ただしいわゆるヤクザ抗争史ではないのでご注意を。
日本の近代化の過程のなかで、社会の下層部分、周縁部分を近代ヤクザがどのように取り込みまた担っていったのか、なかなかに面白い考察でした。ただ、個人的には、地上げ、薬物、闇金融といった非合法活動における社会への功罪の部分も書いてほしかったなと思うのでした(書くわけないけどさ)。
面白い、というか勉強になった。意外にも真正面から学術的に考察されている堅い本だった。内容も丁寧に書かれているので読んで損はないかと(ちょっと長いけど)。ただしいわゆるヤクザ抗争史ではないのでご注意を。
日本の近代化の過程のなかで、社会の下層部分、周縁部分を近代ヤクザがどのように取り込みまた担っていったのか、なかなかに面白い考察でした。ただ、個人的には、地上げ、薬物、闇金融といった非合法活動における社会への功罪の部分も書いてほしかったなと思うのでした(書くわけないけどさ)。
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