【荒井 一博 光文新書】

同じ経済学的視点で教育を見る内容でも、この前読んだ『子どもをナメるな―賢い消費者をつくる教育』よりは随分まし。今までの経済学的研究の成果と著者自身の意見がきちんとわけられているのが好感が持てる。真面目にきちんと読者に伝えようとしているのがよく分かる。

『「いじめ」を経済学で解決する』の章なんかも、いってることは当たり前のことなんだが、思わず納得してしまう。ただ、帯にある「なぜ大卒男子の給料は高卒の1.5倍なのか?」っていうのには答えられてない気がするんですが・・・?

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