有機ELテレビ XEL−1
SONYの有機ELテレビが店頭に並んでいたのでじっくり観察してきた。おおお、薄い!これはインパクトあるのー。20万円だけどSONYマニアのツボをついているから結構売れるだろうな。

わしは、昔、単色の有機ELのモニター試作機を見たことがあったが、そのとき画像の詳細さにに驚いたのを思い出した。いっきに次世代パネルの本命になりそうですねえ。薄さ、省電力、応答速度、コントラスト比、視野角、色再現性なんかは液晶に比べてかなり優位。あとは寿命、大型化、価格(量産化)ってとこですか、どうなるんでしょうね。

今回のXEL−1では、プラズマTVと同じように画面全体が明るい画面になったときは輝度を落とすシステムになっているが、これは寿命に配慮してるってことなんだろうな(プラズマはもっぱら消費電気量に配慮してるんだが)。20万円という価格は、メーカーとしてかなり赤字とはきいてるが、どれくらいなんでしょうね?TV部門は赤字続きでもパワープレイを続けているSONYだけど、次世代のためにはさらなる投資もやむを得ないということか。

しかし、有機EL量産のためには、大型の生産工場をもっていないというのはかなり痛いと思う。液晶で提携してるサムソンに持ってかれちゃうってことはないように祈りたいが、歩留まりを上げる細かいノウハウを持っていないのはしんどいだろう、でも早いうちに国内のどっかに大型工場でも建てちゃってください。いまなら誘致に血相変える自治体で引く手あまたですよきっと。

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