友人より光市母子殺害事件のアンケートがきたので返信。

光市母子殺害事件では、
差し戻しの判決を受けて、再び高裁にて差し戻し審が行われました。
1・2007年5月24日、差し戻し審の第1回公判が開かれた。
2・第2回公判は6月26日から28日まで行なわれた。
3・第3回以降の公判は7月24日から26日と、9月18日から20日の集中審理が予定されている。
この時の弁護側主張として、
「著しい精神的な未発達がもたらした偶発的な事件」として強姦目的や殺意を否定し、「傷害致死罪にとどまる」と述べた。犯行時の精神年齢を12歳程度だったとする鑑定結果を示し、更生は可能だと指摘した。
「弁護側は「著しい精神的な未発達がもたらした偶発的な事件」と主張。強姦目的や殺意を否定し、「傷害致死罪にとどまる」と述べ、犯行時の精神年齢を12歳程度だったとした鑑定結果を示し、更生は可能だと指摘し、「一生かけて償うチャンスを与えられるべきだ」とした。弁護側はこの鑑定書などを証拠請求したが、高裁は採否を留保した」
「弁護側が請求した精神鑑定人は、「父親からの虐待で内面にゆがんだ部分があった」と証言。元会社員が中学1年の時に実母が自殺したことにも触れ、「母親の死が外傷体験となり、そこ(12歳)で停滞している」と、精神的な未熟さを指摘した」
 というような記事が、当時の新聞には出ています。
 
以下は被告人質問における被告人の発言の一部。
1・強姦目的ではなく、優しくしてもらいたいという甘えの気持ちで抱きついた。
2・(娘の遺体を押し入れに入れた理由について)何でも願いをかなえてくれる場所だと思っていた。ドラえもんがなんとかしてくれると思った。
3・死後に姦淫したことは、「生き返ってほしいという思いだった」「山田風太郎の『魔界転生』という本に、そういう復活の儀式が出ていたから」と主張。

 といういきさつがあって、橋本弁護士が「たかじんのそこまで言って委員会」で、あの弁護団に対してもし許せないと思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求をかけてもらいたいんですよ」と視聴者に呼びかけた。それがきっかけとなり、主にインターネットを媒介とした懲戒請求運動が起こった。この動きに対して弁護士508人が「被告が弁護を受ける権利を否定する言動に抗議し、直ちに中止を求める」との緊急アピールを発表した。また、同年9月3 日には弁護団のうち4人の弁護士が原告となり、「懲戒請求を扇動され弁明書や資料の提出などの負担を強いられ、弁護活動に不当な重圧を受けた」という理由で橋下に対して損害賠償を求める民事訴訟を広島地裁に提訴した。
 という事件がありました。

この話をきっかけとしての記事ですが、橋本弁護士のことについてはおいといて、実際、この弁護団が被告人(当時18歳・現在26歳)を擁護している内容についてどう思うか? という意見をあつめています。ぜひ、忌憚のないご意見をお寄せ下さい。

アンケート内容

1住まいの地域
2年齢
3職業
4ご意見


1住まいの地域 宮城県仙台市
2年齢     40歳
3職業     会社員
4ご意見

弁護士が被告人を擁護しようとするのは当然である。今回の弁護側の主張は被告人の精神的未熟さをいっているので、おかしな主張がでてくるのはやむを得ない。それをもって扇動的に懲戒請求をかけられたのでは現在の裁判制度が維持できない。これらの主張はあくまで主張であり、裁判官により判決で認定されたわけではないのだから、マスコミが扇情的に取り上げることにも問題があると思う。

今回の件についてはそのような意見だが、一般的な傾向として被告人の死刑回避のためにいたずらに裁判引き伸ばしを図っているとしか思えないような弁護側の法廷戦術については、嫌悪感を覚えるしなんらかの対応・対策があってもいいかと思う。

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