ブラス!

2007年7月4日 映画
ネット友人に薦められてたのでWOWOWを録画して視聴。

イングランドの炭鉱町グリムリーの労働者によるブラスバンド「グリムリー・コリアリー・バンド」のお話。鉄の女サッチャーの新自由主義政策による弱者切捨てとエネルギー転換の時代の流れに押し流され、次々と閉山を余儀なくされる炭鉱。今日明日の生活もままならないのにブラスバンドを続けるわけにはいかないと辞めようとする団員に、リーダーのダニーは「音楽こそすべて」と言い続ける。

いや、でも普通に考えて生活優先だろと心の中で突っ込みつつ観ておりましたが、ちゃんと最後の最後でダニーの名演説が・・・泣けます。全体に画面も内容も暗い話が続くんだが、そのやりきれない閉塞感のなか、演奏を続ける彼らの心意気が素晴らしい。

唯一残念なのは、アテレコがばればれというか運指がでたらめすぎること。素人のわしでも違和感抱くぐらいだからもうちょっと何とかしたほうがよかったのではと思う。

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