【レイモンド・チャンドラー 村上 春樹訳 早川書房】

いやー、やっと読めました。だって、この本、分厚くてでかいからさ持ち歩けないんだよな。普段は新書とかをスーツの内ポケットとかジーンズの尻ポケットに突っ込んで、ちょっとした時間の合間に読んでいくんだけど、これは家で気が向いたときに読むしかなかった。ま、もともと旧訳は何回か読んでるので急いで読むこともなかったし。

で、村上版『長いお別れ』ですが、なかなかよろしいんじゃないでしょうか、世間では悪評を聞きますが、この雰囲気も悪くない、この作品に新しい命を吹き込んだという感じがしますな。読んでてまったく古びた感じがしないのに驚いた。

思いのたけがこもった解説も読み応え充分だし。まあ、料金分の価値はあるのではないかと・・・。

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