ブルーベルベット

2006年11月25日 映画
赤いバラ、白いフェンス、青い空??。絵葉書のようなアメリカの典型的な田舎町ランバートン。病院に父を見舞った帰り道、大学生のジェフリーは、野原で切り落とされた人間の片耳をみつけた。その耳の真相を追い求めていくうちに、謎めいたキャバレーの女性歌手ドロシーの存在を知り、次第に犯罪と暴力、SEXとSMのアブノーマルな世界に足を踏み込んでいく…。


さすがD・リンチ、濃厚な映画である。
長い間観たかった映画を思いもかけずWOWOWで観ることができた。サスペンスとしてのストーリー自体はかなりイマイチだと思うんだが、その演出は恐ろしく濃密でどろどろとして妖しい魅力に満ちている。異世界を体験したい方には文句なくお奨めする。

これを観たあとで、町山智浩の『ブレードランナーの未来世紀』のD・リンチの章を読むと映画への理解が大変進みます、おすすめ。

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