藤田被告、国やマスコミに激怒…「何でイーホームズ悪いの?大臣認定プログラムが問題」
2006年10月23日 時事ニュース耐震強度偽装を見逃した確認検査機関「イーホームズ」の架空増資事件で、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪に問われた同社社長の藤田東吾被告(45)に、東京地裁は18日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。2006年10月19日06時01分 スポーツ報知
判決後、藤田被告は会見。判決が架空増資と耐震偽装に因果関係がないとしたことには、「それで十分」と納得。判決を受け入れるとしたうえで、国やマスコミに対して約15分間、“ブチギレ”した。
「何で、イーホームズが悪いのか。これは大臣認定プログラム、建設業法、宅建業法の問題だ」。同被告は自身の逮捕の理由として、ホテルやマンションを展開するA社の名前を挙げ「同社の偽装を隠ぺいする目的で、藤田東吾を黙らせるためだった」と“暴露”した。
今年2月、藤田被告はA社の手がける、これらの物件の構造計算書改ざんを発見、国交省に通告したという。だが、A社の代表が安倍首相の有力な後援者ということもあり、事実は隠ぺいされ、自身が逮捕されたという主張だ。なお、A社では、この日の“藤田発言”について、「事実無根」としている。
さらに同被告は具体的なマスコミ名、これまでの報道内容を挙げ、名指しで「〜を絶対許さない」などと大噴火。「ニセモノなんていらない時代なんでしょ? hitomiの歌じゃないけれども!」と真顔で爆発した。
あまりの独自理論とキレっぷりに、会見場もあっけにとられた雰囲気に。「少し、激高してしまいました」と言いながらも不満の収まらない藤田被告は、すでに「耐震偽装」の本を執筆済みで今後、出版する予定だという。
先週のニュースだが、いまいち状況がわからなかった。要は藤田社長が好き放題いってるわけなのかなと思っていたが、主要マスコミが報道しないなか、有名ブログ「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/user/338790/では藤田社長の主張を取り上げて面白い事態になっている。ことの真偽はともかく、しばらく追っていきたい内容だ。
で、わしはそれよりも江川紹子が自身のブログに書いた「フェアではない」という文章に感銘を受けた。http://www.egawashoko.com/c006/000197.html
わしは江川詔子については、オウム事件でテレビに出ずっぱりの頃からあんまり好きではなかったが、この文章を読んでまともな人だったんだと認識を改めた。彼女の告発はごもっともだし、全面的に同意する。検察も検察だが、ジャーナリズムはいったい何をしているんだ?
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