生と権力の哲学

2006年6月2日 読書
【檜垣 立哉 ちくま新書】

ここのところ、哲学関連の書籍を読む機会が増えているのだが、本書はさしずめフーコー入門といった内容で、フーコーの「生政治学」の概要をたどり、ドゥールズ、アガンベン、デリダに触れて最後はネグりの『帝国』まで「生権力」の概念を通してみていく。

この前の『「私」のための現代思想』といい本書といい非常に面白かった。たぶん、いまのわしにちょうどいい内容なんだろうな。これで、フーコーの面白さというのが随分とわかった気がする。こういった、わかりやすい解説書はどんどん出て欲しい。

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