お、舞城の本が新書化されてるなと見つけ、即買い、即読み。舞城王太郎は『煙か土か食い物』『阿修羅ガール』に続いて3作目の体験。感想?うーん、うーーーーーーーーん、微妙。
さくさくと、そして面白く読めたのは読めたんだよ。でもさ、あくまでわしが舞城に求めているのはエンターテイメントであって、その点において後半部分には及第点はあげられないよな。
先祖代々、鬣(たてがみ)をもつ血筋に生まれついた主人公の少年、獅見朋成雄。そして、その友人の書道家の爺さんモヒ寛。ここらへんのキャラクターの造形は(エンターテイメントとして)見事。わしは、これは舞城ウルフガイかとわくわくしながら読んだよ。
それが後半は異世界譚になるのだが・・・。いや、いいんだ芸術にしろ食人にしろ本腰入れてテーマとして取っ組み合うなら。でもさ、あまりにも表面的すぎて薄っぺらな切り込み方じゃないか。擬音が変わってて目を引くが、それだけでは物足りないな。
わしは読んでる最中、絶対先のこと考えずに書いてるなと思ったぞ(笑)。実際には、異世界譚を書きたくて、そこに紛れ込む人物をうっかり魅力的に書きすぎたのかもしれんが。まあ、わしの希望はただひとつ、獅見朋成雄を主人公とした続編をエンターテイメントとして書いて欲しい、以上。
さくさくと、そして面白く読めたのは読めたんだよ。でもさ、あくまでわしが舞城に求めているのはエンターテイメントであって、その点において後半部分には及第点はあげられないよな。
先祖代々、鬣(たてがみ)をもつ血筋に生まれついた主人公の少年、獅見朋成雄。そして、その友人の書道家の爺さんモヒ寛。ここらへんのキャラクターの造形は(エンターテイメントとして)見事。わしは、これは舞城ウルフガイかとわくわくしながら読んだよ。
それが後半は異世界譚になるのだが・・・。いや、いいんだ芸術にしろ食人にしろ本腰入れてテーマとして取っ組み合うなら。でもさ、あまりにも表面的すぎて薄っぺらな切り込み方じゃないか。擬音が変わってて目を引くが、それだけでは物足りないな。
わしは読んでる最中、絶対先のこと考えずに書いてるなと思ったぞ(笑)。実際には、異世界譚を書きたくて、そこに紛れ込む人物をうっかり魅力的に書きすぎたのかもしれんが。まあ、わしの希望はただひとつ、獅見朋成雄を主人公とした続編をエンターテイメントとして書いて欲しい、以上。
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