「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか
2005年12月29日 読書
ありがちなことであるが、題名と内容はかなり違う。
本書の半分以上を占める第一部は、日本のまんがアニメの来歴をたどる内容である。しかし、これがなかなか面白い。戦前から、日本漫画(アニメ)がディズニーのキャラクターアニメからいかに大きな影響を与えてられてきたか、そして戦時中の変容の仕方、戦後の継承、発展にいたるまで非常に興味深い分析がなされている。この前半部分だけでも読む価値があった。
そして、後半に入り本来の議論、政府が日本アニメ、まんがを日本文化として育て、輸出しようとしている、そのことについての批判が展開される。筆者等の主張はよく分かる、金なんか要らないから放って置いてくれ、国策としての取り組みなんか百害あって一利なし、それに儲からないよ。おっしゃるとおりだと思うんだけどさ、べつにそんなにいきり立って反対しないでもすぐ頓挫するんじゃないの、無駄金は多少使うけどさ。
でも、いってることはまっとうだと思うので傾聴しておきます。
本書の半分以上を占める第一部は、日本のまんがアニメの来歴をたどる内容である。しかし、これがなかなか面白い。戦前から、日本漫画(アニメ)がディズニーのキャラクターアニメからいかに大きな影響を与えてられてきたか、そして戦時中の変容の仕方、戦後の継承、発展にいたるまで非常に興味深い分析がなされている。この前半部分だけでも読む価値があった。
そして、後半に入り本来の議論、政府が日本アニメ、まんがを日本文化として育て、輸出しようとしている、そのことについての批判が展開される。筆者等の主張はよく分かる、金なんか要らないから放って置いてくれ、国策としての取り組みなんか百害あって一利なし、それに儲からないよ。おっしゃるとおりだと思うんだけどさ、べつにそんなにいきり立って反対しないでもすぐ頓挫するんじゃないの、無駄金は多少使うけどさ。
でも、いってることはまっとうだと思うので傾聴しておきます。
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