愛と癒しのコミュニオン
2005年10月10日 読書
この前、同じ著者の『心の対話者』を読んで、思うところあってこっちも読んでみた。なるほど、この本を読んで人生が変わる人も多いのではないか、そう思わせる内容の本であった。
前半は、『心の対話者』と同様、アクティブリスニングについて言及される。ここに書かれている技法的なことは、わしも無意識のうちにそうしてるなと思うことが多いのだが、テクニックとしてきちんと表明されると、なんだか普段の会話でもカウンセリングしてやってるって感じがしてヤなもんですな。まあ、わしは人の欲望をかき回すだけで癒したりはしないけどさ。
後半は、すこしスピリッチュアルな方面に踏み込んでいく。人と人とが根っこの部分で繋がってるってのは、トランスパーソナル心理学の世界と共通しているし、この本で言われるところの「神」ってのはちょうどウォルシュが『神との対話』で書いたのと同様の神である。ここらへんになると、トンデモの世界の匂いを醸し出す場合があるが、本書は非常にうまくそこらへんを避けて通っている。
正直に言うと、わしはこういったスピリッチュアルな世界や癒しの世界からは距離をとっておきたい人間であるし、まだまだ自分の欲望と向き合ってどろどろの世界に浸っていたい。この手の本にはわしの拒否反応を思い切り引き出してくれるのも多いのだが、この本はきわめてまともなので素直にお勧めします。
前半は、『心の対話者』と同様、アクティブリスニングについて言及される。ここに書かれている技法的なことは、わしも無意識のうちにそうしてるなと思うことが多いのだが、テクニックとしてきちんと表明されると、なんだか普段の会話でもカウンセリングしてやってるって感じがしてヤなもんですな。まあ、わしは人の欲望をかき回すだけで癒したりはしないけどさ。
後半は、すこしスピリッチュアルな方面に踏み込んでいく。人と人とが根っこの部分で繋がってるってのは、トランスパーソナル心理学の世界と共通しているし、この本で言われるところの「神」ってのはちょうどウォルシュが『神との対話』で書いたのと同様の神である。ここらへんになると、トンデモの世界の匂いを醸し出す場合があるが、本書は非常にうまくそこらへんを避けて通っている。
正直に言うと、わしはこういったスピリッチュアルな世界や癒しの世界からは距離をとっておきたい人間であるし、まだまだ自分の欲望と向き合ってどろどろの世界に浸っていたい。この手の本にはわしの拒否反応を思い切り引き出してくれるのも多いのだが、この本はきわめてまともなので素直にお勧めします。
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