下妻物語

2005年7月4日 映画
WOWOWでやってたのを妻が録画してたので鑑賞。

いやあ、おっちゃんは若者の成長物語を観るとちょっとうれしくなるんだよなあ。ましてやそれが、若くて美人だったり可愛かったりするおねえちゃんで、しかもかなり変(!)なヤツだった日にゃあもう、かぶりつきで観てしまいますことよ。おっちゃんはヤンキーだろうがロリータだろうが全然OK!ついでにあほでもいい、変であれば・・・。

土屋アンナはもう完全にはまり役、この役についてはほぼ完璧。対する深田恭子もなかなかいい、そりゃあもっとどすの利いた啖呵きってくれれば言うことないけどさ、まあ、そこまではね。後半くさくなりがちなところをぎりぎりのバランス感覚で乗り切り、クライマックスではきちんと観客にカタルシスを味わせてくれる。うーん、なかなか良き映画であった。

しかし、この映画をもっと味わったのは妻のほうだろうな。なんだかロリータの銘柄がでるとうんうんいってるし、そうそうああいう冊子があってよく見てたとかなんだとかいちいちうるさい。フカキョンは映画で刺繍の才能を開花させるが、妻は洋裁でゴスロリ服を作ってはオークションで売りさばいてた過去を持つので、ぜったいにフカキョンに自分をダブらせて観ていたにちがいない。まったく・・・・以下自粛。

この映画は、映画館でロリータ集団に囲まれて観賞したかったなと、ふとそう思ったのでした。いや、ヤンキーは観にこないと思うし、面白そうだからさ。

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