風の歌を聴け

2005年6月17日 読書
村上春樹は、デビューしたときから村上春樹であったんだな、大変面白かった。今読んでも十分新しいこの小説は1979年の出版らしい。わしが浪人時代に読んだのは、どうもこれだったみたいだ、主人公が生物学部の学生で、わしも生物学部を受験してたから受かってればこんなことをしてたのかなと思ったのを思い出した(もっとも、その後わしは文転して某地方田舎大学の経済学部にいったのであるが)。

途中、読んでいて僕と鼠の会話がどちらの言葉分からなくなることがあった。わしが流れで読んでて、話す言葉の内容とかで誰の言葉かを判断してるからだろうけれど、二人の話す言葉に違いはあんまりないような気がする。つまり、僕も鼠もおなじく村上春樹自身の投影なんだろうな。

さて、次は『1973年のピンボール』だ。

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