中国はなぜ「反日」になったか
2005年5月25日 読書
新刊コーナーに置かれてたのでてっきり新刊かと思って買ったら2年前の本だった、本屋にしてやられました。でも、大変勉強になりました、ありがとう、読んでよかった。
わしは、中国はなぜ反日になったか?と問われたら「江沢民の反日教育が大きな原因でしょ」と答える。それは間違ってはいないのだが、それだけではあまりにうわべだけすぎるってのがよく分かった。中国と日本の関係、そしてそれにからむ米・露の戦略が、社会情勢や政治的、歴史的背景を細かく押さえて丁寧に書かれている。いやあ、日中関係ってほんと猫の目のように変わっていったんですね。
中国首脳にとって親日的な政策をとる事が、権謀術数渦巻く国内の権力争いの中でいかにリスクの高い行為であるかがよく分かりました。せっかく何とかうまくやろうとして友好的に進めているときに限って、日本の政治家は失言を繰り返すし靖国参拝始めるし、そりゃやってられんわな。
おそらく、このところの騒動で中国首脳は、反日教育の成果が結局は自分たちも統制できない怪物を作り上げてしまうということになりかねないと気付いたはずである。小泉首相の靖国参拝にとやかく言うのは、裏を返せば友好的政策への転換を図りたいという中国首脳からのメッセージであると思うのだが、純ちゃんがあんな調子じゃどうしようもないですな・・・。
わしは、中国はなぜ反日になったか?と問われたら「江沢民の反日教育が大きな原因でしょ」と答える。それは間違ってはいないのだが、それだけではあまりにうわべだけすぎるってのがよく分かった。中国と日本の関係、そしてそれにからむ米・露の戦略が、社会情勢や政治的、歴史的背景を細かく押さえて丁寧に書かれている。いやあ、日中関係ってほんと猫の目のように変わっていったんですね。
中国首脳にとって親日的な政策をとる事が、権謀術数渦巻く国内の権力争いの中でいかにリスクの高い行為であるかがよく分かりました。せっかく何とかうまくやろうとして友好的に進めているときに限って、日本の政治家は失言を繰り返すし靖国参拝始めるし、そりゃやってられんわな。
おそらく、このところの騒動で中国首脳は、反日教育の成果が結局は自分たちも統制できない怪物を作り上げてしまうということになりかねないと気付いたはずである。小泉首相の靖国参拝にとやかく言うのは、裏を返せば友好的政策への転換を図りたいという中国首脳からのメッセージであると思うのだが、純ちゃんがあんな調子じゃどうしようもないですな・・・。
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