天才棋士と騒がれる一方、ギャンブルで作った借金は億単位、正妻と子供のいる自宅には三年間も帰らず愛人の所に入り浸り、酒での乱行も数知れず。そんな秀行さんも齢八〇を超えた。とっくに博打場でくたばっているはずが、死神にも見放されたらしい。三度のガンを患うも、みな克服してしまう。「こんなに長く生かしやがって」憎まれ口をききながら、今日も競輪場に通う――。無頼派勝負師が語る痛快なるその半生。
いや、このおっちゃんすごいね。ちょっと内容を見るのにぱらぱらとめくったら面白くてそのまま読了してしまった(笑)。おそらく口頭筆記でライターが文章は書いているんだと思うが読みやすくていいんじゃないでしょうか。
碁の世界は、マンガ『ヒカルの碁』でちょいと勉強させてもらったのでなんとなくイメージはつかめていたが、こんな傑物もいたんですね、このキャラがなんで『ヒカルの碁』にでてこないんだぁー!とまったく関係ないが思ってしまう。とりあえず、何事にも過剰、ひたすら過剰な勝負師の半生でした。
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