なぜか、こういう精神科医の書いた本とかメンヘル関係の本って結構買ってしまう。さすがにうつ関係の本とかは、最近関心が高まってるせいか、ほとんど内容が同じでしかもいろんな人が書いてどんどん出てくるので自粛しているが、この本のようにちょっと目先が変わってるとついつい買ってしまうんだよな。

で本書であるが、クリニックを開業している精神科医が、精神科外来(看板は精神科、心療内科からメンタルヘルスとかいろいろあるが)とはどういうところで、どんな治療がされたりどんな人が来るのかをきわめて分かりやすく具体的に説明してくれるという内容になっている。予備知識として持っておくのもいいし、実際に訪れようとしている人とか家族が読むのもいいと思われる本ですな。

わし個人としては、精神科の医者がどのように薬を使うのかってことが非常に興味深かった。精神科=薬漬けってイメージがあったが、それは実際にそうであるってことと、なぜそういう治療になるのかってのがよく分かった。薬はほんとに道具として必要なんですね。ネットでメンヘル関係のところでは、ほとんど参加者の薬自慢みたいになってるところが多くて妙な感じを抱いていたんだが、なるほど、これからは少し違った目で見ることができそうです。

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