ポストコロニアリズム
2005年2月3日 読書
ポストコロニアリズムに興味がでたので読んでみた。
本書は、はじめにコロンブスの大陸発見から植民地主義が始まっていく歴史を見て、ファノン、サイード、スピヴァクの三人の理論・行動を紹介し、最後に日本におけるコロニアリズムの状況を俯瞰するという構成になっており、解りやすい入門書という感じですな。なかなか面白かった。
特筆すべきは、「いま、なぜポストコロニアリズムか」と題された序章が素晴らしいこと。著者が「花岡隆起」56年目の「中国人殉教者慰霊式」に参加しているシーンから始まるこの美しい文章は、ポストコロニアリズムという思想が何であるのかをきわめて端的に言いあらわしている。
なかなかに良書でした。
本書は、はじめにコロンブスの大陸発見から植民地主義が始まっていく歴史を見て、ファノン、サイード、スピヴァクの三人の理論・行動を紹介し、最後に日本におけるコロニアリズムの状況を俯瞰するという構成になっており、解りやすい入門書という感じですな。なかなか面白かった。
特筆すべきは、「いま、なぜポストコロニアリズムか」と題された序章が素晴らしいこと。著者が「花岡隆起」56年目の「中国人殉教者慰霊式」に参加しているシーンから始まるこの美しい文章は、ポストコロニアリズムという思想が何であるのかをきわめて端的に言いあらわしている。
なかなかに良書でした。
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