「安全が達成された瞬間から、安全の崩壊は始まる」
けだし名言ですな。本書の内容はこれに尽きる、つまり本の帯を読めばほとんどのことは分かってしまう(いいすぎか)。

著者は、安全学を提唱している方で、ずばり『安全学』という著書もある。内容はいわゆるリスクマネージメントの話ってことになるのかな、交通、医療、原子力の分野での話と安全の設計、安全の戦略についての5章からなる。まあ、納得のいく話です、はい。

口語調で書かれてるので、最初は講演かなにかの話を文章にしたのかなと思った。まあ、慣れれば読みやすいといえば読みやすいんですが、どういう読者層を狙ってるのかな?安全学でいえば基本の部分を判りやすく解説した本ということなんでしょうね。さらさら読んで、はいおっしゃるとおりですね、読了、って感じでした。

コメント