なぜフェミニズムは没落したのか
2004年12月30日 読書
いやあ面白いわ、荷宮和子これからチェックしとこう。帯に上野千鶴子にケンカを売るとあるが、ほんとにケンカ売りまくりですな(笑)
著者はわしよりちょっと上で新人類世代、自らをくびれの世代と呼ぶ。その世代にはわしもはいってるっぽい。本書は30半ばから40前半の女性が読んだら、共感しまくりなこと請け合いだな。その世代のひとには文句なくお勧め。
著者は「フェミニスト」ではなく「フェミニズムのようなものスト」、そしてフェミニズムの旗手たちが陥った過ち、共感を得られなかった理由を鋭く突いていく。いやあ、歯切れがよくて、読みやすくて大変よろしいな。
アグネス論争において、フェミニストはそれが男社会がでっち上げて女同士を戦わせて高みの見物を決めてるものなのに、そこに気付かず林真理子攻撃に終始してしまった。そして、もっとも味方にすべき林真理子の価値を理解していなかった。また、80年代を生きた「フェミニズムのようなもの」の考え方をする女性の境遇を理解していないため共感を得られなかった。うーん、なるほど説得力ありました。
わしはもともと自分の同世代が大嫌いだったが、本書でかなり見直した。そう、やはり人間じぶんの「○○がしたい!」って欲望を肯定して生きていくのがいいねと再確認(言われるまでもなくそうしてるので)。
著者はわしよりちょっと上で新人類世代、自らをくびれの世代と呼ぶ。その世代にはわしもはいってるっぽい。本書は30半ばから40前半の女性が読んだら、共感しまくりなこと請け合いだな。その世代のひとには文句なくお勧め。
著者は「フェミニスト」ではなく「フェミニズムのようなものスト」、そしてフェミニズムの旗手たちが陥った過ち、共感を得られなかった理由を鋭く突いていく。いやあ、歯切れがよくて、読みやすくて大変よろしいな。
アグネス論争において、フェミニストはそれが男社会がでっち上げて女同士を戦わせて高みの見物を決めてるものなのに、そこに気付かず林真理子攻撃に終始してしまった。そして、もっとも味方にすべき林真理子の価値を理解していなかった。また、80年代を生きた「フェミニズムのようなもの」の考え方をする女性の境遇を理解していないため共感を得られなかった。うーん、なるほど説得力ありました。
わしはもともと自分の同世代が大嫌いだったが、本書でかなり見直した。そう、やはり人間じぶんの「○○がしたい!」って欲望を肯定して生きていくのがいいねと再確認(言われるまでもなくそうしてるので)。
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