スペリオールを立ち読み
2004年12月13日 コミック連載中の西原理恵子の上京ものがたりのなかで印象的なフレーズが・・・
東京の読者には時々、「西原さんの漫画貧乏すぎてリアル感に欠けるような。」「ずいぶん前の日本でしょう。」てなことを言われる。ところが大阪では、「西原さんの漫画、私の生い立ちにそっくりです」といわれる。
うーん、そうなのだ、そうなのだよ。和歌山の片田舎育ちのわしも、実は非常にリアルな感覚としてサイバラを読んでたんだと思い当たった。年代的にも彼女とは近いし(わしの方が下だが)、田舎の漁師町近くで育ったから、あのどうしようもない人たちの話が妙にリアルなんだよな。わしの知る限り、小説、漫画、その他の表現手段を含めたなかで、彼女だけがあのやりきれないどうしようもなさの雰囲気を描いていると思う。
小中学校のころって、同じクラスにどうしようもなく愚鈍なやつがいた、どうしてこいつはこんなに阿保なんだろうと当時は思っていたが、そもそも生活の環境が違ってたんだなと今になって思う。結局、わしが賢しこかったんじゃなくて、スタートラインが違っていて、100m走とわしは思ってたけど、200mも300mも走ってるやつらがたくさんいたんだとそう思う。
東京の読者には時々、「西原さんの漫画貧乏すぎてリアル感に欠けるような。」「ずいぶん前の日本でしょう。」てなことを言われる。ところが大阪では、「西原さんの漫画、私の生い立ちにそっくりです」といわれる。
うーん、そうなのだ、そうなのだよ。和歌山の片田舎育ちのわしも、実は非常にリアルな感覚としてサイバラを読んでたんだと思い当たった。年代的にも彼女とは近いし(わしの方が下だが)、田舎の漁師町近くで育ったから、あのどうしようもない人たちの話が妙にリアルなんだよな。わしの知る限り、小説、漫画、その他の表現手段を含めたなかで、彼女だけがあのやりきれないどうしようもなさの雰囲気を描いていると思う。
小中学校のころって、同じクラスにどうしようもなく愚鈍なやつがいた、どうしてこいつはこんなに阿保なんだろうと当時は思っていたが、そもそも生活の環境が違ってたんだなと今になって思う。結局、わしが賢しこかったんじゃなくて、スタートラインが違っていて、100m走とわしは思ってたけど、200mも300mも走ってるやつらがたくさんいたんだとそう思う。
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