素晴らしい!ダークファンタジーの傑作という看板に偽りなし。ストーリー、配役、クリーチャーの造形、映像とすべてにおいて完璧でした。もし、映画館で観るチャンスがあるなら、なにをおいても観にいくことをお勧めする。
戦時下の人間の狂気について目を背けずに真正面から描いているので、残酷なシーンがてんこ盛りになっており、そういうのが弱い人はかなり覚悟を決めておいたほうがいいと思う。が、それでも観る価値はあるといっておく。最後の最後まで目の離せない物語でした。
時は1944年、内戦下のスペイン。独裁政権下の最前線でゲリラ狩りをしている義父ヴィダル大尉のもとへ、その義父との子を妊娠している母と共に引き取られてきた主人公オフェリア。彼女は道中妖精に出会い、ある夜、導かれるままに森の迷宮へと足を踏み入れる。そして、そこで出会った迷宮の番人パンから3つの試練を与えられる。
戦時下の人間の狂気について目を背けずに真正面から描いているので、残酷なシーンがてんこ盛りになっており、そういうのが弱い人はかなり覚悟を決めておいたほうがいいと思う。が、それでも観る価値はあるといっておく。最後の最後まで目の離せない物語でした。
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ローズ・イン・タイドランド
2007年10月11日 映画
わしは、ロリコンの気はあんまり(たぶん全然)ないのでこの作品を本当には楽しめてないかもしれない。そう、この映画の特筆すべきは、とりあえず主人公の女の子が大変可愛いく、しかもやたら演技が上手いということだ。いやー、ほんと将来が楽しみな子役ですな。
で、映画のほうは、なにしろテリーギリアム監督ですから、もうどうしようもない変態映画になってまして、でもその変態性もいまいち抜け切っていないというか、もうちょっと、おしい!!という感じでしょうか(よく分からないよな)。
で、映画のほうは、なにしろテリーギリアム監督ですから、もうどうしようもない変態映画になってまして、でもその変態性もいまいち抜け切っていないというか、もうちょっと、おしい!!という感じでしょうか(よく分からないよな)。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
2007年10月10日 映画 コメント (3)
わしは、エヴァンゲリオンはTVアニメもコミックもなにからなにまで未見。しいて言えばパチンコ台で得た多少の知識を持っているのみという人間なんだが、せっかくの機会なので観てきた。
ふーん、エヴァってこんな感じの話だったんだ。なんか使徒が黙々とやってくるんだなとか、なんで貴重なパイロットを学校なんかにいかせてるんだろう?とか、ミサトって若そうに見えるけど世界の命運をかけた戦いの指揮をとるなんてすごくえらいんだなとか、セカンドインパクト後の世界なのに日本の人口動態が今とあんまり変わらないのはどういうことだ?(ヤシマ作戦で電気引っ張ってくる先がそうだった)とかそんなことを延々と考えておりました。やはり、予備知識なしで観ると世界観に違和感あるよなー。
まあでも、多くの人の心を掴んだなにかがあるんだろうから続きもしっかり観ますよ。それよりもTVシリーズを観ておけといわれそうだ。
ふーん、エヴァってこんな感じの話だったんだ。なんか使徒が黙々とやってくるんだなとか、なんで貴重なパイロットを学校なんかにいかせてるんだろう?とか、ミサトって若そうに見えるけど世界の命運をかけた戦いの指揮をとるなんてすごくえらいんだなとか、セカンドインパクト後の世界なのに日本の人口動態が今とあんまり変わらないのはどういうことだ?(ヤシマ作戦で電気引っ張ってくる先がそうだった)とかそんなことを延々と考えておりました。やはり、予備知識なしで観ると世界観に違和感あるよなー。
まあでも、多くの人の心を掴んだなにかがあるんだろうから続きもしっかり観ますよ。それよりもTVシリーズを観ておけといわれそうだ。
昭和天皇を題材とした、ロシア/イタリア/フランス/スイスによる合作映画。劇場公開時に観られなかったのをようやく観れました。
淡々とした映画で、動作も会話もゆったりすすむ、さすがヨーロッパ映画。会話も小声なので日本語にも字幕を付けて欲しいくらい。天皇ヒロヒトはたえず口をもごもごさせていて、最初は音声が飛んでいるのかと思ったぐらい。だれと会話しても奇妙なズレがあって、それがまた妙にリアル。
全体としてみると、やはり淡々としすぎてツマンナイんだけど、皇后役の桃井かおりが出てきてからのラスト10分は絶品。
淡々とした映画で、動作も会話もゆったりすすむ、さすがヨーロッパ映画。会話も小声なので日本語にも字幕を付けて欲しいくらい。天皇ヒロヒトはたえず口をもごもごさせていて、最初は音声が飛んでいるのかと思ったぐらい。だれと会話しても奇妙なズレがあって、それがまた妙にリアル。
全体としてみると、やはり淡々としすぎてツマンナイんだけど、皇后役の桃井かおりが出てきてからのラスト10分は絶品。
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グエムル-漢江の怪物-
2007年9月18日 映画
期待せずに見てたら面白かった。
怪物が最初から惜しげもなく登場するのがよいですな。なんであんなアクロバティックな動きするのかは分からんけど(笑)。
出演者も熱演で、シリアスというよりはブラックコメディとして楽しめました。
怪物が最初から惜しげもなく登場するのがよいですな。なんであんなアクロバティックな動きするのかは分からんけど(笑)。
出演者も熱演で、シリアスというよりはブラックコメディとして楽しめました。
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スキヤキウェスタン ジャンゴ
2007年9月15日 映画 コメント (2)
前から公開を楽しみにしていた『スキヤキウェスタン ジャンゴ』を八咫と観にいった。チケット売り場は大混雑で、さすが公開初日、みんな注目してたんだなぁとか思ってたらほとんどが『HERO』の客で、こちらはガラガラでした(涙)。
そもそも、わしが三池崇史に注目したのは、『漂流街 THE HAZARD CITY』を観たのがきっかけで、その傍若無人な暴力描写、活劇としての素晴らしさと、その合間にみせる限度を超えたおふざけのバカバカしさにすっかりやられてしまったわけです。その三池監督が撮った無国籍活劇を見逃せようはずがありませんわな。
そして、その期待は見事にこたえられたのでした。いやー、最高です(笑)。個性的な役者陣を見事に使いきってくれています。なにより香川照之の怪演っぷりがすごい。おふざけもタランティーノ出演部分でしっかりと・・・。キルビルに対するリスペクトもありましたなあ。殺陣も馬もしっかり使えててわし的にはいうことなし。すべてのB級映画好きにお勧めする。
そもそも、わしが三池崇史に注目したのは、『漂流街 THE HAZARD CITY』を観たのがきっかけで、その傍若無人な暴力描写、活劇としての素晴らしさと、その合間にみせる限度を超えたおふざけのバカバカしさにすっかりやられてしまったわけです。その三池監督が撮った無国籍活劇を見逃せようはずがありませんわな。
そして、その期待は見事にこたえられたのでした。いやー、最高です(笑)。個性的な役者陣を見事に使いきってくれています。なにより香川照之の怪演っぷりがすごい。おふざけもタランティーノ出演部分でしっかりと・・・。キルビルに対するリスペクトもありましたなあ。殺陣も馬もしっかり使えててわし的にはいうことなし。すべてのB級映画好きにお勧めする。
えー、んーとだな。ちょいと前に録画していたのを少しずつ観ていって、ようやく観終ったわけだが、まー、なんだな、面白いかツマンナイかといわれれば、ツマンナイです(あくまでわし的にですが、笑)。
強制労働帰りの頑固な父親にモラハラされ続けて、でも英才教育の成果はきちんとでて画家になれた息子。その父と息子、ついでに母と恋人の葛藤の物語。
終盤に出てくる
いい父親になるのはとても難しいことだ
“父親”の本当の意味はうまく言えないが
それを教えてくれるのは人生かもしれない
という言葉は、まさにそのとおりで身に沁みます。
強制労働帰りの頑固な父親にモラハラされ続けて、でも英才教育の成果はきちんとでて画家になれた息子。その父と息子、ついでに母と恋人の葛藤の物語。
終盤に出てくる
いい父親になるのはとても難しいことだ
“父親”の本当の意味はうまく言えないが
それを教えてくれるのは人生かもしれない
という言葉は、まさにそのとおりで身に沁みます。
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そのうち観ようと思ってたらずいぶん時間がたってしまった。じっくり腰をすえて(つまんないシーンに我慢したりしながら)観ないとだめかなと思いなかなか見られなかったんだが杞憂であった。出だしだけ見てみたらすぐに画面に目が釘付けになりあっという間の2時間弱となりました。
内容は、9.11テロでハイジャックされた4機の旅客機のうち、唯一標的を外した「ユナイテッド93」にまつわるドキュメンタリー風ドラマ。かなり真面目に作られてます。
事件時の大混乱の中、刻一刻と変わる状況に戸惑いながらも必死に対応しようとする管制塔の人々が恐ろしくリアル。そして、後半のユナイテッド93機の乗客の行動には胸が熱くなりますな。
単純な善悪論に陥らず、出来る限り状況だけを再現してみせた姿勢に共感を覚えました。
内容は、9.11テロでハイジャックされた4機の旅客機のうち、唯一標的を外した「ユナイテッド93」にまつわるドキュメンタリー風ドラマ。かなり真面目に作られてます。
事件時の大混乱の中、刻一刻と変わる状況に戸惑いながらも必死に対応しようとする管制塔の人々が恐ろしくリアル。そして、後半のユナイテッド93機の乗客の行動には胸が熱くなりますな。
単純な善悪論に陥らず、出来る限り状況だけを再現してみせた姿勢に共感を覚えました。
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レミーのおいしいレストラン
2007年8月25日 映画
わしは、ディズニーは(商売の体質が)好きではないが、ピクサーに対しては全面的な信頼を置いているので、夏休みの最後に娘と観にいく映画も「ポケモン」や「西遊記」にならないように必死の説得をしてこれにしてもらいました(いやほんと大変だったんですよ、笑)。
本作も、わしの期待に違わずさすがピクサーと思わす内容。CGはますますグレードを上げ、ストーリーも練られていて楽しく観られる(最後はああいう展開とは予想しませんでした)。いままでのピクサー作品と同じく何回観ても楽しめること請け合い。娘も大満足でめでたしめでたし。
吹き替えで観たんだが、主人公のリングイニの声があまりにもキャラクターに合いすぎてのっそりしてるのが、良いのか悪いのか微妙な感じ、あとは完璧。
本作も、わしの期待に違わずさすがピクサーと思わす内容。CGはますますグレードを上げ、ストーリーも練られていて楽しく観られる(最後はああいう展開とは予想しませんでした)。いままでのピクサー作品と同じく何回観ても楽しめること請け合い。娘も大満足でめでたしめでたし。
吹き替えで観たんだが、主人公のリングイニの声があまりにもキャラクターに合いすぎてのっそりしてるのが、良いのか悪いのか微妙な感じ、あとは完璧。
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コロンバイン高校銃乱射事件を題材にした映画を観るのは、『ボウリング・フォー・コロンバイン』『エレファント』に続いて三本目。本作では銃乱射事件は物語の最後の最後に出てきて、4人の子供を持つシングルマザーの恋愛、家族、仕事、闘病をめぐるストーリーが淡々と展開していく。しかし、この淡々とした展開が非常に効果的で、こつこつと積み上げてきた家族の幸せが一気に崩れていったときに、どうしようもないやるせなさが心に残る。こういうアプローチもあるのかと思わす佳作。
主人公、ドーン・アンナは実在の人物で、わしがもっている『コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー』でも発言が引用されていた。
主人公、ドーン・アンナは実在の人物で、わしがもっている『コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー』でも発言が引用されていた。
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やっとDVD化された幻の作品「JANIS」、これだけはレンタルまで待ってなんて悠長なことはいってられないので買ってきました。だって、動くジャニス・ジョップリンですからね、貴重。
早速堪能いたしましたが、残念なのは歌詞の字幕がないところ、『フェスティバル・エキスプレス』のように、メニューでオン・オフとか選べるようにしてくれたらいうことなしだったのにねぇ。
早速堪能いたしましたが、残念なのは歌詞の字幕がないところ、『フェスティバル・エキスプレス』のように、メニューでオン・オフとか選べるようにしてくれたらいうことなしだったのにねぇ。
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アヒルと鴨のコインロッカー
2007年7月7日 映画
遅まきながら、レイトショーで八咫と観てきた。
原作を読んでいないので、ネタばれもなく(分かったけど)楽しめました。主人公役の濱田岳の見事ななさけなさっぷりの演技が素晴らしい(笑)、他にも役者陣はなかなかよいです。仙台住みの人間にはロケ場所探しでも楽しめて、一粒で二度三度美味しい映画でした。
トータルとしてよく出来てるし面白いんだが、「神様を閉じ込める」ってことへのこだわりにリアリティというか必然性というか胸落ちする感がないというか、違和感を感じるな。あと、関暁夫が社会復帰してる理由が原作ではきちんと書かれてるんでしょうか?
瑛太がタバコをもてあそぶのになかなか吸わなかったり、(もっと分かりやすい)いろんなヒントが劇中にあるのでそれを探すのも面白いと思う。映画の公式サイトでも役者の名前があるのに役名が書かれていなかったりするのが意味深・・・。
原作を読んでいないので、ネタばれもなく(分かったけど)楽しめました。主人公役の濱田岳の見事ななさけなさっぷりの演技が素晴らしい(笑)、他にも役者陣はなかなかよいです。仙台住みの人間にはロケ場所探しでも楽しめて、一粒で二度三度美味しい映画でした。
トータルとしてよく出来てるし面白いんだが、「神様を閉じ込める」ってことへのこだわりにリアリティというか必然性というか胸落ちする感がないというか、違和感を感じるな。あと、関暁夫が社会復帰してる理由が原作ではきちんと書かれてるんでしょうか?
瑛太がタバコをもてあそぶのになかなか吸わなかったり、(もっと分かりやすい)いろんなヒントが劇中にあるのでそれを探すのも面白いと思う。映画の公式サイトでも役者の名前があるのに役名が書かれていなかったりするのが意味深・・・。
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ネット友人に薦められてたのでWOWOWを録画して視聴。
イングランドの炭鉱町グリムリーの労働者によるブラスバンド「グリムリー・コリアリー・バンド」のお話。鉄の女サッチャーの新自由主義政策による弱者切捨てとエネルギー転換の時代の流れに押し流され、次々と閉山を余儀なくされる炭鉱。今日明日の生活もままならないのにブラスバンドを続けるわけにはいかないと辞めようとする団員に、リーダーのダニーは「音楽こそすべて」と言い続ける。
いや、でも普通に考えて生活優先だろと心の中で突っ込みつつ観ておりましたが、ちゃんと最後の最後でダニーの名演説が・・・泣けます。全体に画面も内容も暗い話が続くんだが、そのやりきれない閉塞感のなか、演奏を続ける彼らの心意気が素晴らしい。
唯一残念なのは、アテレコがばればれというか運指がでたらめすぎること。素人のわしでも違和感抱くぐらいだからもうちょっと何とかしたほうがよかったのではと思う。
イングランドの炭鉱町グリムリーの労働者によるブラスバンド「グリムリー・コリアリー・バンド」のお話。鉄の女サッチャーの新自由主義政策による弱者切捨てとエネルギー転換の時代の流れに押し流され、次々と閉山を余儀なくされる炭鉱。今日明日の生活もままならないのにブラスバンドを続けるわけにはいかないと辞めようとする団員に、リーダーのダニーは「音楽こそすべて」と言い続ける。
いや、でも普通に考えて生活優先だろと心の中で突っ込みつつ観ておりましたが、ちゃんと最後の最後でダニーの名演説が・・・泣けます。全体に画面も内容も暗い話が続くんだが、そのやりきれない閉塞感のなか、演奏を続ける彼らの心意気が素晴らしい。
唯一残念なのは、アテレコがばればれというか運指がでたらめすぎること。素人のわしでも違和感抱くぐらいだからもうちょっと何とかしたほうがよかったのではと思う。
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まえに映画館で観たときは(あまりに期待度が低かったため)まあ、どん底ってほど悪くもないんじゃないって思ったわしだが、このDVD発売に向けたジブリによるメディアミックスされた宣伝投下に(マーケティングとしては優れていると認めつつも)妙に腹が立ってきたので、思い切り悪口を書かせていただく。
駄作だ、絶対買うな。少なくともこの作品が『ゲド戦記』を名乗ることは犯罪的である。
世界三大ファンタジーと称されるこの作品に少しでも敬意を払えるなら、これだけのストーリーの改変が許されるわけがない。『指輪物語』は、三篇に分けられ壮大な映像抒情詩としてピーター・ジャクソンによって映画化された。『ナルニア国物語』はディズニーにより、児童文学らしいわくわくする冒険譚として作られた。なのに『ゲド戦記』は、エピソードをつぎはぎさせられ、意味を変えられ、そしてあしざまに改ざんされた。結果、薄っぺらな倫理観を声高に叫ぶだけのどこにでもあるような作品になってしまった。
そもそも内容も語っていることも深さも違う作品なのに、原作は世界三大ファンタジーとかの文言が宣伝に踊るのはもはや詐欺行為としか思えん。作ったもんは売る、製作費用を回収してなんぼが映画の世界だろうとは思う。しかし、ジブリは本当にこの作品を自信を持ってユーザーに観て下さいと薦める自身があるのか?がんばったんだけど、こんなもんになっちゃいました、でも(そこは商売なんで)買って欲しいんですよね、といった恥じらいが感じられればまだいいんだが、あまりの堂々っぷりにわしは呆れてものもいえんわ(かなり言ってるけど)。
駄作だ、絶対買うな。少なくともこの作品が『ゲド戦記』を名乗ることは犯罪的である。
世界三大ファンタジーと称されるこの作品に少しでも敬意を払えるなら、これだけのストーリーの改変が許されるわけがない。『指輪物語』は、三篇に分けられ壮大な映像抒情詩としてピーター・ジャクソンによって映画化された。『ナルニア国物語』はディズニーにより、児童文学らしいわくわくする冒険譚として作られた。なのに『ゲド戦記』は、エピソードをつぎはぎさせられ、意味を変えられ、そしてあしざまに改ざんされた。結果、薄っぺらな倫理観を声高に叫ぶだけのどこにでもあるような作品になってしまった。
そもそも内容も語っていることも深さも違う作品なのに、原作は世界三大ファンタジーとかの文言が宣伝に踊るのはもはや詐欺行為としか思えん。作ったもんは売る、製作費用を回収してなんぼが映画の世界だろうとは思う。しかし、ジブリは本当にこの作品を自信を持ってユーザーに観て下さいと薦める自身があるのか?がんばったんだけど、こんなもんになっちゃいました、でも(そこは商売なんで)買って欲しいんですよね、といった恥じらいが感じられればまだいいんだが、あまりの堂々っぷりにわしは呆れてものもいえんわ(かなり言ってるけど)。
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THE 有頂天ホテル
2007年5月26日 映画
三谷幸喜らしいコメディ群像劇(?)ですな。パソコンで流し観するにはちょうどいい面白さでした。登場人物が多い割には話が込み入りすぎずに分りやすい。
配役は豪華キャストだけれど、肩に力を入れずに気楽に観るのが吉。
配役は豪華キャストだけれど、肩に力を入れずに気楽に観るのが吉。
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『Janis』DVD化!!
2007年5月17日 映画
久しぶりに嬉しいニュース。いままでVHSしかなくて、どこを探してもほとんど手に入らなかったドキュメンタリー『Janis』がようやく、ほんとうにようやくDVD化されるそうだ。
わしはこれを昔TVで見て、CDでは分りえないジャニスジョップリンのライブパフォーマンスの凄みを知ったのでありました。それ以降、ビデオがでてると聞きことあるごとに探してたんだけどまったく見つからず、個人的に幻のビデオと位置づけておりました。それが、ようやくDVDですよ、絶対買いますよ、買いますとも、これは絶対お勧め。
わしはこれを昔TVで見て、CDでは分りえないジャニスジョップリンのライブパフォーマンスの凄みを知ったのでありました。それ以降、ビデオがでてると聞きことあるごとに探してたんだけどまったく見つからず、個人的に幻のビデオと位置づけておりました。それが、ようやくDVDですよ、絶対買いますよ、買いますとも、これは絶対お勧め。
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レイトショーで八咫さん接待で観てきた。いやあ・・・・期待してたんだけどねえ。1,2といい出来だったし、ネットでチラッと評判見たら結構よかったし・・・。でも、わし的にはかなりあかんかった。
いろんなドラマがてんこ盛りなのはいいんだけど、どれも消化不良、展開強引すぎてあれでは感情移入できねえ、ご都合主義はこういう作品なので多少目をつむっても、途中中だるみしすぎなのはいただけない。
なにより魅せどころのアクションシーンも、1,2よりパワーアップしようと頑張ったのはわかるんだけどさ、動きを早くしすぎてあれでは一般の観客は何やってんだかさっぱりわからんぞ。もっとどきどき感や爽快感をださんでどうすると。
よかったのは、キルティンダンストが前作と比べると可愛くなってたこと(あくまで前作と比較して)ぐらいかなあ。まあ、最後にはしがらみもきれいさっぱりして4に繋げようってことなんですかねえ・・・。
いろんなドラマがてんこ盛りなのはいいんだけど、どれも消化不良、展開強引すぎてあれでは感情移入できねえ、ご都合主義はこういう作品なので多少目をつむっても、途中中だるみしすぎなのはいただけない。
なにより魅せどころのアクションシーンも、1,2よりパワーアップしようと頑張ったのはわかるんだけどさ、動きを早くしすぎてあれでは一般の観客は何やってんだかさっぱりわからんぞ。もっとどきどき感や爽快感をださんでどうすると。
よかったのは、キルティンダンストが前作と比べると可愛くなってたこと(あくまで前作と比較して)ぐらいかなあ。まあ、最後にはしがらみもきれいさっぱりして4に繋げようってことなんですかねえ・・・。
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フラガールスタンダード・エディション
2007年4月2日 映画
パチンコ屋の景品コーナーに並んでたので、おもわず交換してきました。やはり、八咫さんがいわき出身なので我が家にも一枚置いておいたほうがいいかなと思いまして。
でも、やっぱり映画館で観たほうが何倍もいいねえ。我が家のワイドテレビでもそれなりに感動できるんだけど、映画館で観たときの滂沱の涙というほどではなかったな。
ともあれ、ここ数年の邦画のなかでは出色の出来なのは間違いないので観て泣きましょう。
でも、やっぱり映画館で観たほうが何倍もいいねえ。我が家のワイドテレビでもそれなりに感動できるんだけど、映画館で観たときの滂沱の涙というほどではなかったな。
ともあれ、ここ数年の邦画のなかでは出色の出来なのは間違いないので観て泣きましょう。
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Mr.&Mrs.スミス プレミアム・エディション
2007年1月18日 映画
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日本公開も危ぶまれていた作品が、DVD化されレンタルでも普通に借りられる。『「ホテルルワンダ」日本公演を応援する会』のみなさんはさぞかし感慨深いことだろう、あなたたちのがんばりでわしもこの映画を観ることができた、ありがとう。
エンターテイメントとしてさほど面白い映画ではないと思う。ただ、実際にあった事件だということがひたすら重くのしかかってくる映画である。人間は、いとも簡単に隣人を憎しみを持って排除できる存在へと変わることができるのだ。絶え間なく流されるラジオの扇動によって、排除こそが正義だと心底思い込めることの恐ろしさ。未開の民だからではすまされない人間の暗部をまざまざと見せ付けてくれる。
そして、虐殺を知りながらなんら手立てを打とうとしない大国。なんの利益にもならない貧しい「ルワンダ」は、まさに世界から見捨てられた国であった。
これは、そんな絶望の中で孤軍奮闘しながら、結果として1200名のツチ族の命を救った実在のホテル支配人ポール・ルセサバギナの物語。とりあえず、観ましょう。
エンターテイメントとしてさほど面白い映画ではないと思う。ただ、実際にあった事件だということがひたすら重くのしかかってくる映画である。人間は、いとも簡単に隣人を憎しみを持って排除できる存在へと変わることができるのだ。絶え間なく流されるラジオの扇動によって、排除こそが正義だと心底思い込めることの恐ろしさ。未開の民だからではすまされない人間の暗部をまざまざと見せ付けてくれる。
そして、虐殺を知りながらなんら手立てを打とうとしない大国。なんの利益にもならない貧しい「ルワンダ」は、まさに世界から見捨てられた国であった。
これは、そんな絶望の中で孤軍奮闘しながら、結果として1200名のツチ族の命を救った実在のホテル支配人ポール・ルセサバギナの物語。とりあえず、観ましょう。
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