せっかく講談社のコミックが電子書籍で買えるようになったのでなにか、と思って買ったのがこれ。結局、読んだことあるのを選んでしまうんだよな。選択の理由は、何度も読み返せること、そして娘にも読ませようと思えること。

まあ、とりあえず王道すぎて説明の必要なし。『のだめカンタービレ』の正統な後継(といっても時期も結構かぶってるか)であり、このレベルの作品が絶えず供給される日本のコミック界に安心感を覚える。いまどきの子供たちは幸せもんである。

それにつけても、作者の末次由紀がよく復活し、しかもこのような作品を描いていることに感慨を覚える。構図盗用事件のときは、バカな少女マンガ家がやっちゃったなと思うぐらいだったが、この作者を切り捨てず応援し励まし続けた編集や周囲の人々がいたんだろうな。そして何よりマンガに対する情熱を失わなかった作者に拍手を送りたい。井上雅彦の作品は今や公共財なんだから、どんだけ盗用したってそれはリスペクトの言葉のもとに許されるんだよ(あんまり言うと怒られそうなのでやめとく)。
とりあえず、でている4巻まで読んでみた。面白くは読めるけど話題というか評価が先行しすぎだよな。そんなに持ち上げられるほどではないのではないかと思う。

画はもちろんのこと、日本のコミック界にはストーリ的にも内容的にもこれ以上のものはいくらでもあるでしょう。

星守る犬

2011年7月22日 コミック
「泣ける本ランキング」とか「このマンガがすごい!」とかのランキングに入って一気に知名度があがったからか本屋に平積みされまくりだなあ、と思ってたら映画化されてたからか、そうですか。まあ、映画は観るまでもなく想像つきそうな面子なのでまず観ることは無いと思うけど・・・。

コミック自体は佳作だと思うし、ほんとに日の目を見ることになって良かったと思う。

ブッダ

2011年7月20日 コミック
不思議なことに、この作品は電子書籍のなかでは雑誌らしい。雑誌?

次の巻を買うのに検索が大変だから、きちんとコミックに分類するように。これではこの作品をリスペクトしているのかけなしているのかよくわからんぞ。

面白いです、手塚治虫ですから。語り口がさすがです、手塚治虫ですから。

PLUTO 7

2009年3月3日 コミック
PLUTOもあと一巻で完結か。だらだら長くならない浦沢直樹さいこーです。が、あと一巻で複線を全部回収できるのか?ちょいと心配。

今回も面白うございました。

PLUTO-6

2008年7月31日 コミック
PLUTO-6
【浦沢直樹 ビッグコミックス】

amazonのレビューが出来なくなって久しいが、今度は楽天でも検索できなくなったねえ・・・。いよいよ引越しを考えないといけないのだろうか、ホント頼むよ>diary note。

で、PLUTOのほうは順調に話は盛り上がり、面白いことこの上なし、この調子でお願いします>浦沢さん、『20世紀少年』みたいにこねくり回さなくていいからね、こっちには原作あるから信じてるが。
【志村貴子 ヤングキングコミックス】

志村貴子の女子プロ物ですか・・・、すぐに逃避してしまう母親レスラーの話だけど、主人公「藤」の性格がとにかく変(笑)、ここでこう反応しますか、でこんな行動しちゃうわけですか、なるほど、これって絶対志村貴子自身が変なんだよな、と勝手に納得。

このなんともいえない独特なやり取りと間が素晴らしいです、まさに志村貴子ワールド。個人的にコミックよりも志村貴子自身がどんな人なのか興味をそそります(笑)。
【新井英樹 アッパーズKC】

この前読んだ『RIN』は、この『SUGAR』のそのまんまの続編(というか、連載誌変えただけ?)だったんだな。テンションもなにも一緒で、はい、大変よいですよ新井英樹っぽくて(笑)。

で、まったく変な突っ込みですまんが、主人公の名前の『凛』っていう漢字は、数年前にようやく人名として使えるようになった漢字なので、16歳の彼にはつけられないですよ(ほんとにどうでもいいことだけど)。
『もやしもん』の石川雅之の短編集。どれもなかなかの面白さ。

個人的には、肉体労働者の4人組がファミレスで昼飯食いながら可愛いウェイトレスについて話すうちに女は「胸」か「脚」かについて、喧々諤々のフェチ討論になる第5話『趣味の時間』が一番好き。

あー、わたくしはですね、「胸」も「脚」もいいですが、やっぱり「ショートカット」ですよね萌えは。

Rin(3)

2008年5月31日 コミック
【新井英樹 ヤングマガジンコミックス】

新井英樹がボクシング漫画描いてるのは知ってたんだが未読だったので、3巻がでたついでに最初から読んでみた。

新井英樹なので、登場人物は妙に濃いし、やたら多動だったり台詞が変だったりするわけだが、やはり面白い。とくにリング上での画の躍動感、視点は素晴らしい。これからの連載も注目ですな。

竹光侍(4)

2008年5月26日 コミック
ぐおお、4巻でてるの気づかなかった、あわてて購入。とはいえ連載を欠かさず読んでいるので再読に近い感覚(というか再読そのものか)。

相変わらず魅せる画だよな。大洋はん凄すぎです。
【志村貴子 エンターブレイン】

わしは、人に薦められた本(特にコミック)は素直に読む人なので、これも薦められたので読んでみた。おー、面白いな。
女の子になりたい少年・二鳥修一と、男の子になりたい少女・高槻よしの。誰にも言えないこの気持ち…。思春期手前の子供たちの揺れる心情を描く話題作。


というわけで、小学校高学年からはじまって7巻でようやく中一になった学園物というか友達物?子供たちの人間関係をよく拾って描き込んでいるよな。娘にも読ませたいと思った、けど恋愛話も多いのでやっぱりやめとく。

子供たちが変な分、親がわりとまともで家庭が成立してるのが救いですな。
借りっぱなしになってる『鉄コン筋クリート』全3巻、もうねえ何回も読み直してるわけですよ。いやー、いいですな、上手いですな、ハードボイルドですなー。

自分用に買うことにします。
すっかり発売されてるのを忘れてて慌てて購入。ずっと連載で読んでるんだけど、あらためて読み直すとフランス編もなかなかよいですな。

今回はワインの薀蓄がたくさん、しかし良いところは登場人物たちの人間関係の葛藤と和解の物語がしっかり芯に通っているところ。フランスにもゴスロリ娘がいるのかどうか(ついでにゴスロリ服で農作業をするのかどうかも)は知らないが、彼女の家族に起こった奇跡、いい話ですなあ。

あいかわらず欄外まで読むところもたくさんでお得な一冊。
いいねえ、松本大洋。はい、これも傑作ですね、おととい借りてから何回も読み返した。

映画を先に観てしまったが、やはり原作のほうがいいね。映画の疾走感はよかったけど、ラスト近くは原作通りのストーリー運びのほうが良かったんじゃないかな。でも映画のシロのイメージがあったので原作をスムーズに読めたのはたしか。

コミックはあと何回か読んだら返します。
【佐藤大介 伊藤悠 ヤングジャンプコミックス】

というわけで、5巻まで読了。いやー、ほんとここで終わらすのはもったいないな。原作は読んでないが、コミックの出来は文句なく良いだけに大人の事情で打ち切りってのはまことにに惜しい。
【佐藤大介 伊藤悠 ヤングジャンプコミックス】

正直なところ、最初は世界観に戸惑ってなかなか物語りに入っていけなかった。内容は戦記ものみたいなんだけど、竜がでてきたり、サーベルタイガーがでてきたり、でもファンタジー色が強いかって言うとそうでもない・・・。

でも、それを乗り越えて読んでいくとなかなか面白いですな。この話になんで竜が必要だったのかはさっぱり分からないけど(笑)。

原作はまだ未完らしいが、コミックのほうは大人の事情で5巻で打ち切りだそうで、とりあえず読んでみます。
「デトロイト・メタル・シティ」やら「医龍」やら「バカボンド」やら「リアル」やら「ベルセルク」やら、読んでるコミックの続巻がどんどん出てきてるが購入するのはこれだけ。

どこまで話を伸ばすんだと文句をつけたくなるが、浦沢直樹なので仕方がない、面白いし。完結してから一気読みすればよかったと真面目に後悔している。お願いだから早く続きを描いてくれ。
秋保の温泉宿に泊まり、出発までの待ち時間にのだめの最新刊を借りて読む。あいかわらずうまい二ノ宮知子は脇役にもしっかり愛情を注いでますな。千秋がすっかりのだめの犬に成り下がっているのが笑えました。

仙台は週末から急激に冬になり、天候不順で太陽が出てるのに雨は降り続き、秋保大滝は見れず(でもあちこちで虹はみれました)、ニッカ工場も濡れながら見学、まあでもおおむね楽しく過ごし、仙台駅から空港から、皆様をお見送りし帰路につきました。夜には完全に氷雨、雪になりそうですな。

帰りの車のFMで、明日のSOIL&"PIMP"SESSIONSのライブの宣伝が流れていた。まだチケットとれるんか!!でも、さすがに月曜ではいけねえよな。仕事切り上げられそうなら何とかいきたいんだけどなー。

竹光侍 3

2007年10月30日 コミック
【永福 一成 松本 大洋 小学館】

素晴らしい。相変わらず画は冴えわたり松本大洋どこまで上手いねんというかんじですな。今のコミックの一つの到達点のような気がする。さいこーです。

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