爆問学問

2007年11月6日 TV
爆問学問
ホテルのTVで「爆笑問題のニッポンの教養」を観る。今回のゲストは数理生態学者の吉村仁。北米にのみ生存し17年(もしくは13年)ごとという素数の年の周期であわられる「素数ゼミ」、その理由を解明したのが彼である。

その理由とは、1とその数以外の約数をもたないという素数の性質に関係があったのである。生物の世界になんで数学?と思うが、話を聞くとなるほど納得。素数ゼミのライフサイクルは素数のため、他の周期のセミとぶつかることが少ない。外界に出てきたときにより競争相手が少なく効率的に同じ種を見つけ交配することができるからだというのだ。

ほおほおと思いながら観ていたが、何より印象的だったのが吉村センセイがすごく楽しそうに研究をしていること、ほんとに好きなんだということがとても伝わってくる。わしも、もしかしたらこんなことをしていたのかもしれないなー、というか研究者のような仕事がいちばん合っている気もする(いまさら遅いが)。実は、大学受験のときは理学部生物学科志望で、合格していた大学もあったんだよな。結局、そこは私立で金のかかるとこだったので蹴って、浪人して、一年しっかり(遊びに)金使って、流れ流れて某地方大学のしかも経済学部に落ち着いたわけなんだが、いやほんと、人の人生どこでどうなるか分かりませんねえ。まあ、わしはほら、快楽に弱いという特性があるので、ある意味その結果が今の生活ということなんだろうけどな(笑)。

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