NODA MAP 『ロープ』
2007年7月5日 TV
録画してたのをようやく観る。
しかし、舞台ってのは役者がみんな叫ぶように話すので、テレビで観るときは音量調整が難しいな、かなり大音量にしないと台詞が聞き取れないよ。
で、『ロープ』である。
正直なところ、前半は話がどうなってしまうのかかなり心配した、このまま恐ろしくツマンナイ話で終わってしまうんじゃないかと。しかし、後半、暴力の連鎖が始まると舞台は異様な盛り上がりをみせだす。誰もがやめたがっているのに止まらない暴力、舞台はプロレスのリングのはずなのに、気がつけばそこは戦場。ジェノサイド、そして残虐の極みをいく宮沢リエの実況。
さすが、野田秀樹只者ではないですな。役者陣もいい。
しかし、舞台ってのは役者がみんな叫ぶように話すので、テレビで観るときは音量調整が難しいな、かなり大音量にしないと台詞が聞き取れないよ。
で、『ロープ』である。
ところは、四角いジャングル、プロレスリング。
そのリングの下に棲みついている女。
彼女は、未来からやってきたと信じている。そして、不可解なほどに実況中継が上手かった。
リングの上には、「プロレスは決して八百長ではない」と思いつめている独りのレスラーがいる。
思いつめたあまり、引きこもっている。その二人の出会いが、物語のはじまり。
やがて彼女は、戦う人間たちの「力」を実況し始める。
その一方で、引きこもりのレスラーは、
「力とは人間を死体に変えることのできる能力だ」という信念にとりつかれていく。
そして、物語は遠い遠い未来へと向かっていく。
だのに、この話は、決してサイエンスフィクションではありません。
未来の話なのにSFではない物語。
正直なところ、前半は話がどうなってしまうのかかなり心配した、このまま恐ろしくツマンナイ話で終わってしまうんじゃないかと。しかし、後半、暴力の連鎖が始まると舞台は異様な盛り上がりをみせだす。誰もがやめたがっているのに止まらない暴力、舞台はプロレスのリングのはずなのに、気がつけばそこは戦場。ジェノサイド、そして残虐の極みをいく宮沢リエの実況。
さすが、野田秀樹只者ではないですな。役者陣もいい。
コメント