なぜ、MacにWindousをインストールするソフトをBoot Campというのかわしには分からないけど、残念なことにどうしてもMacでは動いてくれないソフトもあるため泣く泣くWin7を買ってきた。

くそー、なんでこんなOSにこんな高い金払わないといかんのや!と毒づきながらも、まあ使い慣れたところもあるにはあるので、それなりに快適に使ってます。でも、切り替えにいちいち落とさないといけないのと、Win立ち上がり時にトラックパットを認識してくれないので、いちいちマウス接続しておかなあかんのがめんどっちいのう。
日本酒の秋の風物詩、「ひやおろし」が早くも出てきてますな。9月からの楽しみにとっておいたのに、せっかくなので買ってしまった。

萩の鶴 美山錦中取り純米吟醸 亀岡 ひやおろし

純米吟醸らしいまろやかさ、呑み口がいいので、すすすと入っていきますな。呑みすぎないようにします。休みに入った瞬間からカロリーとりすぎてるし・・・。

※ひやおろしとは、冬季に醸造したあと春から夏にかけて涼しい酒蔵で貯蔵・熟成させ、気温の下がる秋に瓶詰めして出荷する酒のことである。その際、火入れをしない(冷えたままで卸す)ことから、この名称ができた。 出典:Wikipedia
せっかく講談社のコミックが電子書籍で買えるようになったのでなにか、と思って買ったのがこれ。結局、読んだことあるのを選んでしまうんだよな。選択の理由は、何度も読み返せること、そして娘にも読ませようと思えること。

まあ、とりあえず王道すぎて説明の必要なし。『のだめカンタービレ』の正統な後継(といっても時期も結構かぶってるか)であり、このレベルの作品が絶えず供給される日本のコミック界に安心感を覚える。いまどきの子供たちは幸せもんである。

それにつけても、作者の末次由紀がよく復活し、しかもこのような作品を描いていることに感慨を覚える。構図盗用事件のときは、バカな少女マンガ家がやっちゃったなと思うぐらいだったが、この作者を切り捨てず応援し励まし続けた編集や周囲の人々がいたんだろうな。そして何よりマンガに対する情熱を失わなかった作者に拍手を送りたい。井上雅彦の作品は今や公共財なんだから、どんだけ盗用したってそれはリスペクトの言葉のもとに許されるんだよ(あんまり言うと怒られそうなのでやめとく)。
本が増えても読めんじゃないかと毒づいたら、次の日にはアップデート出来るようになってました。というわけで、Androidにバージョンアップ。

うーん、使い方がわからん、というか作法がわからん。ま、ほとんど本読むだけだからいいんだけどさ。とりあえず気づいたのは、コミックをダウンロードする時間が早いこと。確認したら.book形式はデータ容量がXDMF形式の半分ぐらいですな。なにが違うんだろうね。あと、.bookの書籍は文字がでかい(笑)。

タイトルは、Androidときくとまっさきに思い出す都筑道夫の短編。(調べたら、『アンドロイド&ロイド』だった)
ついに、GALAPAGOSのストアに講談社がきたよ。講談社だけでコミック書籍合わせて7000冊の入荷ですよ、ううう、うれしい。

ところが、一冊購入しようと思ったら、「お使いのシステムソフトのバージョンはドットブック(.book)形式のコンテンツに対応してません。」て、本家の専用端末が対応してなくて、Androidのアプリが先に対応とか本末転倒も甚だしいよなぁ(涙)。まあ、Androidへのバージョンアップが頓挫してるのでしょうがないのはわかりますよ、はいそうですね。

早く読ませてくれー

旨い

2011年8月6日 日常
特別純米酒 橘屋 雄町 22BY

前から思ってたけど、わしには吟醸までいかない純米酒が一番合う気がする。米のコクが残ってる感じが良いです。大吟醸も吟醸もそれは美味しいと思うけど、ちょっと上品すぎる。この前呑んだ純米吟醸よりこっちのほうがいいな、雄町ってのもあるかもしれんがとにかく旨いわ。
とりあえず、でている4巻まで読んでみた。面白くは読めるけど話題というか評価が先行しすぎだよな。そんなに持ち上げられるほどではないのではないかと思う。

画はもちろんのこと、日本のコミック界にはストーリ的にも内容的にもこれ以上のものはいくらでもあるでしょう。

大津波と原発

2011年8月2日 読書
4月5日のラジオ番組での鼎談を5月のうちに出版したということはかなり頑張って出したんだなとは思う。そのときは、今みたいに原発本が平積みされまくりという状況じゃなかったし、ちょっと気になって手に取った人も多かったのではないだろうか。わしは、内田本なので迷わず買ったし、内容も予想していたものとそう違わないんだけど、題名だけ見て買った人は、で、結局なんなの?という感想を抱くのではないかと思う。

内容で一番気になったのは、中沢新一が「緑の党」みたいなものを作りたいと思っているという話なんだけど、本気度があんまり感じられないんだけどどうなんでしょうね。内田君には速攻参加断わられてるし(笑)。
桜庭一樹の書く文章が好きだ。際立った特徴があるわけではないが、やはり巧いと思う。今回は、田舎に住む思春期の少女の心情描写がいいですな、わしは今も昔も男なので少女の心情はよくわからないけど。両親や友人との人間関係のうまくいかないもどかしさがなんともリアルに感じられる。

ストーリーもなかなか面白く、後半、アルレーの『わらの女』をネタに使うあたりは好感度高し。ただ、ラストは個人的にはちょっと残念、あと人のいい警察官のおじさんがちょっといまひとつかなと思う。


最近呑んだ酒

2011年7月31日 日常
大して普段から呑む訳じゃないのに、先週呑んだ酒もなんだったか忘れかけている自分にはたと気づき、これは忘備録として記録しておかねばならんと思い当たった次第。

◆橘屋 純米吟醸無濾過生詰 蔵の華
旨い、綺麗な酒、後味がもっと辛かったら好み
※その後、一日おいて呑んだらさらに旨くなってた。呑みながら幸せな気分になれる、最高です。

◆日輪田 純米吟醸原酒 雄町
味の記憶が無いんだが、一気に4合空けそうになったのでかなり美味しかったんだと思う。

◆乾坤一 純米吟醸 雄町
みんなで呑んだのと、其のときあった他の酒がいまいちだったのとで加点がついたかな。正直なところ期待が高すぎて最初はこんなもんかなと思った。

◆日高見 震災復興酒 希望の光
5月頃に呑んでたんだけど、震災を生き残った酒という出自の物語性のゆえか、一升瓶で購入して一週間ぐらいかけて呑んだからかよく分からないがやたら旨かった。しかも安い、奇跡のブレンド酒。

日本酒を自宅で呑むようになったのは、ここ1〜2年ぐらいなんだけど、基本的に宮城県の酒だけ呑んでます(それでも呑みきれないほどの種類があるので)。純米酒に絞り、でも純米大吟醸みたいに値の張る酒は敬遠し、4合でできれば1500円以下ぐらいを基準にセレクトしてます(4合瓶で買うとついつい2000円弱ぐらいまでいってしまうんだけど)。

いまは少し控えめに、秋になってひやおろしの季節がくればいろいろ呑みたい。
しりあがりはんは、震災以来、ツイッターで原発・震災関連の話題は片っ端からリツイートしてくれるので、フォローしているだけで情報が集まって大変助かりました。

いつも死について描いてきた、まったくしりあがり寿らしい鎮魂の書。ページ下に初出月日が印刷されていて、その時々の色々な忘れかけていることを思い出した。何度も何度も読み返す、その度にじわじわとくる。これは、ずっと手元に置いておきたい本である。

日記を書こうとすると、入力画面に文字入力ができなくなって大変困っている。設定の問題かと思っていろいろ調べたら、LIONにしてからブラウザでSafariを使っている人に結構出ている現象らしく、Safariのバグみたいだ。今のところ対応策は出てないようなので、仕方なくFirefoxを導入しました。

せっかくSafari使い慣れてきて、トップサイト機能とか履歴の閲覧の快適さやジェスチャー機能の使い勝手の良さはほんと捨てがたいものがあるので、Appleさん早くなんとかしてください。
どぶに金を捨てるという表現があるが、この本を購入するということがまさにそれにあたると思う。娘が血迷ってしばらく前に買ってきた本であるが、受験で追い込まれてもこれを読んで役に立つことはないですな。

話の作りが、まさにネットとかでよく見かける詐欺まがいの情報販売(女性の落としかたとか、パチンコ必勝法とか)と同じで笑える。

ARABAKIにいこう

2011年7月27日 音楽
ARABAKIにいこう
震災により今年のARABAKIは中止だよなと思っていた3月、開催延期の発表。それから6月の開催日発表まで、まあ半ば忘れかけてた訳ですが(スイマセン)、8月27日(土)−28日(日)ときけばやはり仕事のスケジュールとか見てしまう訳ですな。そして、アーティストラインナップが当初とほとんど違わないとくれば、これは!と思い、そのなかにEGO-WRAPPIN’の文字を発見するにいたり参加はほぼ確定。でも、いい歳なので今年はのんびりいこうと思っています。

わしは、グッズ類にはまった興味を示さない類いの人間なんだけど、今年の奈良美智Tシャツは欲しいな。グッズも売り上げ順調らしい(フード付きタオル売り切れらしいし、ぐお、これも欲しかったのに)ので今から買っとかんとあかんのか。う、面倒くさい(こんなだから、いつも何にも買わずにおわる)。

まあ、なによりチケット買わないとな。
ううむ、わしにはこの本の良さがよくわからん。

メタボった

2011年7月25日 日常
健康診断の結果がでてきた。

あなたはメタボリックシンドロームです。

と、書いてはいなかったが、中性脂肪が高く、体重はここ2年で5kgも増えとるやんけ。間違いなく人生で一番太っている。

間食やめれば痩せられる気がするので、止めてみる。
かなり毛色の変わったうつ病関連の本。

本書は、多くの人が漠然と不自然に感じていたことに一つの答えを出してくれていると思う。つまり、近年日本でうつ病患者が増えたり、メンタル休職者が増えた原因は、周りがうつ病のことについていろいろと騒ぎだしたからじゃないのかということだ。うつ病に対する情報の氾濫が、うつ病患者自体を作り上げているという感覚を持っていた人は実は多いのではないかとわしは思うが、著者はその考え方にデータ的な裏付けをしていく。

そして、問題なのは、その大々的なうつ病キャンペーンを影で先導しているのが製薬会社であるということだ。SSRI(選択性セニトロン再取り込み阻害薬)と呼ばれる儲かる新薬の登場以来、先行して認可されてきた国ではすでに同様のこと(患者の急増)が起こっているのである。

まあ、商売に結びついたキャンペーンとはいえ、これがいままでは見過ごされていたうつ病の初期発見につながり、重篤化する前に手が打てて効果が現れているのならいいのだけれど、実際には、今までは単純な気分障害で数ヶ月で医者になんかかからず自然治癒していた患者を掘り起こしている部分が多く、しかも治療効果が出ているように見えないというのが悩ましいところで、会社などでメンタル教育をすればするほどメンタル休暇をとる社員が増えてしまうというという悪循環を産んでしまっている。

著者は、淡々と事実と思われることを語るにとどめており、そのことに関する告発めいた文章は慎重に避けているが、たしかにこれは単純に非難すればいいとは言えないややこしい問題を抱えていると思う。製薬企業が新薬の普及を図ろうとするのは当たり前だし、むしろそれこそが社会的使命でもあるだろう。実際にうつ病に関する知識が間違っているというわけではないし、自殺防止に対し行政や企業が取り組もうとおもえば、うつ病対策は避けては通れない。こんな裏があるからメンタル教育がダメとは言えないので、こういったこともあるんだなという知識を持った上で今まで通りやっていくぐらいしかわしには思いつきません。ぐお、歯切れ悪い。


もう昨年のことではあるが、PCを買い替えるにあたり、あまりにウィンドウズ機に魅力が無いように見えて、とうとうMacに乗り換えました。十数年ぶりのMacだったのでいろいろ戸惑うことも多かったんだけど、デザインの良さとマウスよりも使いやすいタッチパッドはなかなか気に入っています。

そして、昨日より新OSの『Lion』が発売になり、巷では古いデータやソフトが使えなかったとか、入れて後悔したという話もあるようなので「待ち」かなとも思ったんだけど、思い切ってアップグレードしてみました。

ダウンロード販売なので、時間かかるかなと思ってたら、ダウンロードからインストールまで驚くほどすんなり完了し(ダウンロード10分インストール30分ぐらい)、何事もなくつかいはじまりました。しかーし、今までが使いこなしていないだけに、あんまり進化がわからない(涙)。一番変わったのが、今まで指二本で上から下に動かせばスクロールしてたのが逆に下から上に変わったことで、これは慣れるまで時間かかりそう(しかもこれは進化じゃなくて変更だよな)。

気づいた最大の進化が、ウィンドウの大きさを変えるときに、マックは右下の角にポインターを持っていかないと変えられなかったのが、ウィンドウズと同じように、各辺や角に持っていけば変えられるようになりました!!ってことで、これは便利になったけどウィンドウズと同じになっただけで威張れることではないしな。

まあ、ありがたみが分からなくてごめんなさい、ということで。きっとすごく良くなってると思う、たぶん。

星守る犬

2011年7月22日 コミック
「泣ける本ランキング」とか「このマンガがすごい!」とかのランキングに入って一気に知名度があがったからか本屋に平積みされまくりだなあ、と思ってたら映画化されてたからか、そうですか。まあ、映画は観るまでもなく想像つきそうな面子なのでまず観ることは無いと思うけど・・・。

コミック自体は佳作だと思うし、ほんとに日の目を見ることになって良かったと思う。

LOVE

2011年7月21日 読書
古川日出男である。実験的な試みがなされているのも分かるが、この小説はわしとしてはむしろエンターテイメントに徹して欲しかった。だって、魅力的な登場人物達がもったいなさすぎる。エンディングにむけて物語は加速しようとしているのに、えええこれだけですか、ちょっと食い足りない感を残して終わってしまう。もっともっと登場人物の絡みを増やして練り直して欲しい、つくづくもったいない。

東京の猫の勢力興亡史やら、猫を何匹数えられるかを競い合うといったガジェットも面白いし、「僕は速度だ」のジャキも、都バス少女も、さすらいの料理人も他にもキャラクターは総じて魅力的というか、バラエティに富んでていうことないし、ああ、それなのになんで素直に話に入り込ませてくれないんだよ。もっと、こことここをこう組み合わせて、こんな展開を加えつつとかついつい考えてしまう。

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